☆96 不器用な優しさ。 ページ20
17時には完全に自由行動が終わり、17時30分から夕食のバーベキューだ！
海の家でお世話になり、班ごとで机に座る。
私は、あれから千晴と翔くんに助けてもらい、着替えて今に至る。
おでこに冷えピタを貼って夏なのに長袖のパーカーを羽織っている。
熱は37度弱で、身体がだるいだけだ。
(私の額を触っただけで熱があると分かった千晴はすごい。)
だから先生にお願いして、無理しないようみんなと一緒に行動できるようにしてもらった。
「A…大丈夫？」
「うん…ありがと、翔くん。」
…さっきから気になるんだが。
翔くんがいつの間にか私を名前呼びしている。
まあ、悪い気はしないからいいけど。ちょっと恥ずかしい。
「じゃあ、食おうぜ！」
「「バーベキューバーベキュー♪」」
木ノ瀬と北野さんと白石さんは楽しそうに、焼いていた肉などをとって食べ始めた。
食欲はあるから私も食べようかな。
「圭！ハンバーグないから残念だなｗ」
「別に…ハンバーグなくても生きていけるし！」
そりゃあそうでしょ…ハンバーグないから死ぬなんて…変な理由ｗ
圭くんは脂っこい肉が嫌いって言ってたから…野菜中心に食べてる。
.
.
そんなあなたを盗み見する私は…完全にあなたのことが好きみたいだ。
ずっと見ていたくなる…。
ドキドキ…キュンキュンする。
１つ１つのしぐさにもドキドキする。
.
.
.
ふと、圭くんと目が合った。
…圭くんは私を睨むように見て。
「成瀬も、無理しない程度に食べたら？」
優しい言葉をかけてくれた。
.
私のこと睨んでるのに、言葉は優しい。
.
.
そんなあなたの優しさが、やっぱり私はまだ好きです。
その不器用な優しさが―――――好き。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nanampool(プロフ) - めっちゃいいです♪ (2012年10月17日 17時) (
レス) id: a85a38be95 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - みーさん＞応援ありがとうございます！これからもよろしくです＾＾ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - フウカさん＞嬉しい言葉ありがとうございます!!応援してくれたら私は頑張れますよっ♪ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 忍さん＞お久しぶりです！両方とも、皆様の期待に応えれるように更新頑張りますよ！☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - もふさん＞ありがとう！＾＾応援なんて、嬉しいです！☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚季 | 作成日時：2012年2月9日 18時
