☆95 風邪。 ページ19
〜Aside〜
私は、彼の大きな声で目が覚めた。
「Aーっ?Aちゃーん?起きて下さぁーい。」
「な、なんで翔くん…私のこと名前呼び?」
起きてすぐの疑問だ。
「なんとなく呼んでみただけぇ〜w」
…嘘つき。
「おはよ!成瀬さん!もうそろそろ自由時間終わるからさ、着替えてこや!」
もうそんな時間…?
パッと時計を見ると、時刻は16時37分。
私は身体を起こした。
外は少しだけ夕焼け色で…とっても綺麗だった。
「じゃあ…着替えてくる。」
あぁ…なんか寝起きだからかな。頭がよく回らない。
私は立ち上がった。
.
.
.
その瞬間。
グラッ。
「ぇあ?」
「A!!?」
急に歪んだ視界。
私の足がバランスを崩し、翔くんに向かって倒れ込んでしまった…。
ゆっくりと顔をあげると…案の定、目の前には翔くんの顔。
私が彼を押し倒したような感じ…。
翔くんは顔を真っ赤にして、
「な、なななな成瀬さん!そ、そんな格好で!」
と、大慌て。
私はまだ水着のまんまだったw
本当は「ご、ごめんなさい!」って言ってすぐにでも立ち上がりたいんだが…。
あれ?なんだろ…。
身体に力が入らない…なんかだるい。
すると、
「早野ぉ〜?圭見なかっ…たぁ?って…ええぇぇぇえ!!!!???」
千晴が来た。
ちょっ、ちょっと!なんか変な勘違いしてるけど違うから!
.
.
.
「ちょ!藤崎!助けろや!」
「えっと…A!あんた早野が好きなの??」
千晴はそんなことをいいながら私の腕を掴んだ。
.
「えっ…。」
いきなり驚きの声をあげた千晴。
そして…私のおでこに手を置いた。
.
.
.
.
「早野!この子、熱がある!」
「えぇっ!?A、まじかよぉーっ!」
.
.
そう。
.
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私は、小6の修学旅行と同じように…風邪を引いてしまった。
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革ベルト
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Nanampool(プロフ) - めっちゃいいです♪ (2012年10月17日 17時) (レス) id: a85a38be95 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - みーさん>応援ありがとうございます!これからもよろしくです^^ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - フウカさん>嬉しい言葉ありがとうございます!!応援してくれたら私は頑張れますよっ♪ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 忍さん>お久しぶりです!両方とも、皆様の期待に応えれるように更新頑張りますよ!☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - もふさん>ありがとう!^^応援なんて、嬉しいです!☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚季 | 作成日時:2012年2月9日 18時