まだ続いていた私の初恋。3 【名前変換オリジナル】

☆94　俺は…。 ページ18

〜圭side〜

成瀬は最初息をしていなかった。

だから俺はやったんだ。
ただ人の命を救いたかったんだ。

いい判断だろ？人工呼吸なんて…人の命を救うためにあるんだから。

俺は人の命を救うというすごいことをやったんだ。


だから別にいいじゃねーか。

.


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別に…いいのに。


自然と俺の人差し指は唇へ…。

あの時の瞬間が、パッと脳裏に浮かぶ。


何意識してるんだ…。


別に俺は…俺は…。


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成瀬を助けた後、俺はあいつを…横抱きして海の家へ運んだ。


は？横抱きじゃ分かりにくいって？

…じゃあ、お、お姫様抱っこって言えばいいのか？この野郎！


まあ、取りあえず成瀬を運んだ。


は？その時の感想って？

…別に感想なんてねーよっ。バカ。

1つだけ言うなら…あいつって……あの…


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やっぱなんでもねぇ！


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て、俺誰に話してるんだぁ？


あんなことがあってとうとう俺の頭もやられちまったか…。


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潮風が気持ちいい。

海は綺麗で、景色は最高。


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こういう景色を……好きな人…大切な人と一緒に見れたら…幸せだよな？


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成瀬…翔。ごめんな…。

千晴も…お前のこと大切にしたいけど…


俺はお前の気持ちには応えられないから…な。


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応えれないけど…


俺はっ…

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