☆93 モヤモヤした感情は。 ページ17
〜Aside〜
「姫華ちゃん…ごめん、ちょっと1人になりたいからいい？」
「そっか！じゃあまたね。何かあったら誰か呼びなよーっ？」
うん…ありがとう、姫華ちゃん。
姫華ちゃんは見えなくなるまでふり向いては手を振って笑ってくれた。
大好きだよ。
彼女が見えなくなったところで…振っていた手を下ろして、
「はぁー…。」
1回ため息をつく。
布団に潜り込んだ。
自然と私の人差し指は唇へ…。
.
.
.
.
確かに感じた…あの時何かが触れたことを。
.
.
それが……圭くんの…
.
.
「っぅう…。」
自分で自分の顔を覆った。
恥ずかしい…考えただけで恥ずかしい。顔が赤くなる。熱いよ…。
私…きっと、気を失ったからここまで圭くんに運んでもらったんだよね。
お、重くなかったかなぁ…。
あの頃はまだ小学生で…今とは全然体重違うんだから…。
というか…
今の私の格好は水着にパーカーを羽織っている状態。
これでも結構…え、…えええエロい…のにｗ
ビキニ姿で運ばれちゃったんだよね！
圭くんに…ビキニ姿のままで運ばれる……て、もしかしてお姫様抱っこだったりしてぇ!!
やばい…ドキドキする…。
も、もう考えるのやめよ！
ちょっと寝よう…なんかだるい。
今は15時41分だし、確か17時に自由時間終わりだよね。
私は布団を握りしめて目を閉じた。
潮風が良い感じに…髪を撫でる。
.
.
.
.
.
(「成瀬……。」)
.
.
「うっ……な、なんで…なんでこんなにも…。」
.
.
寝ようとしても、頭になぜか自然に浮かんでくる圭くんの姿、声。
ドキドキしてる自分の胸。
あなたのことを考えるだけで顔が熱くなる。
なんだか苦しい…。
顔、本当にあっついし…。
圭…くん…。
.
.
.
《一緒に頂上まで登ろうぜ？》
《成瀬、しっかりしろよ。》
《ほら。おんぶだって、早くしろ。》
《別に重くないじゃん。俺様をなめんなよ？》
.
.
.
.
.
あぁ…
.
もしかして…
いや、これは確実に…
前にも経験のあるこの感情…
モヤモヤした感情…
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
私は…圭くんが好きなんだ…。
まだ続いていた私の初恋――――です。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nanampool(プロフ) - めっちゃいいです♪ (2012年10月17日 17時) (
レス) id: a85a38be95 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - みーさん＞応援ありがとうございます！これからもよろしくです＾＾ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - フウカさん＞嬉しい言葉ありがとうございます!!応援してくれたら私は頑張れますよっ♪ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 忍さん＞お久しぶりです！両方とも、皆様の期待に応えれるように更新頑張りますよ！☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - もふさん＞ありがとう！＾＾応援なんて、嬉しいです！☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚季 | 作成日時：2012年2月9日 18時
