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そんな高校1年生の春のこと。



どうやら先程の2人と同じクラスな様で、

教室内でもお互いにふざけあっていた。



その様子がなんだかおかしくて、

周りの人もだんだん2人に溶け込んでいく…


いつの間にか2人の周りには人だかりが出来ていた。



そんなクラスの中心みたいな存在。









こうやって今も教室の隅で友達と話して居るような私にとっては、彼らは全くの無縁の存在だと思っていた。



高校が分かれた今でも話すような、
仲の良い中学時代の友達は片手で数えられるほどしかいない。



それほど影に潜んで
青春と呼べるかも分からない青春時代を送ってきたのだ。








·····





そんな楽しそうな学校らしい雰囲気を包み込むように始業のベルが鳴り、


同時に教室に担任の先生が入ってきた。


諸説明を受けた後、

「席替えをするぞ」

と先生が一声言えば、



待ってましたと言わんばかりに皆はしゃぎだした。




そんなクラスメイトとは裏腹に、

ただ朱里と席が近いことだけを祈って
朱里にチラッと目をやると、


朱里もこちらを見ながら、お願いするようなポーズをした。



朱里も同じことを思っているのだろうとちょっぴり嬉しくなった。









だが、結果は最悪だった。





朱里とは席が離れてしまったうえ、



あのわんぱく2人組の近くになってしまったのだ。







今思えば、これは神様の仕組んだ最高で最悪の結果だったのかもしれない。







今までで1番波瀾万丈な生活が始まった。

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設定タグ:アバンティーズ , エイジ , そらちぃ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆずゆ | 作成日時:2019年4月28日 22時

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