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これでいいんだよね...? ページ4

A 「…。」

來智 「最後に龍斗に挨拶してかなくてよかったの?」

A 「龍斗に会ったら気持ちが揺らぐから…これでいいの。」

いま龍斗に会ったら出ていきたく無くなっちゃうから…。そしたらまた龍斗に迷惑かけてしまう。龍斗の夢を私は壊したくない…。

來智 「そっか。これからは俺が守ってあげるからね。」

A 「ありがとう。お兄ちゃん。」

來智 「父さんも母さんも楽しみにしてるよ。」

A 「うん。」

最後に龍斗のお母さんの卵焼きまた食べたかったな…。それにしても…。

A 「よかったの?」

來智 「なにが?」

A 「お兄ちゃん、バンド辞めちゃったんだよね?」

來智 「元々メンバーとも事務所とも仲違いだったんだ。ちょうど良かったよ。」

A 「…そっか。」

來智 「今日は急に飛行機が欠便になって残念だったな。明日朝早い便だから早く寝よっか。」

A 「うん。じゃあ、私お風呂はいってパジャマに着替えてくるね。」

來智 「はいよ。」

ガチャン

來智 「…俺はこれで正しい選択をしているのかな…。これがAの幸せに繋がるのだろうか…。((ボソッ…」

〜シャワールーム〜

A 「…。」

ごめんね…龍斗…。私のせいで…龍斗はまた1歩夢から離れたんだよね…。

〜澟との会話〜

澟 「あなたのせいで龍斗は1歩夢から遠ざかったわ!!龍斗の夢壊さないで!!」

〜今〜

A 「ごめんなさい…ごめんなさい…龍斗…。」

私…最低だ…。

〜〜♪

さっきからお姉ちゃん達からの電話がすごい…。

でも…

A 「龍斗じゃないんだ…」

って私迷惑かけたんだもん。龍斗から来ないよね…。私は龍斗のアイドルとしてデビューする夢を壊しかけたんだもん。来るはずがない…。

…最後に謝っとけばよかったな…。

本当私って

A 「最低だ…。」

こんな最低な私は龍斗のそばに居る資格も何も無い。だから私はこの思い出を忘れることに専念しよう。

…これで…これで…

A 「いいんだよね。」

それでも〜龍斗side〜→←勇気〜龍斗side〜



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作者名:ゆずりんご | 作成日時:2021年3月1日 19時

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