勇気〜龍斗side〜 ページ3
〜龍斗の部屋〜
龍斗 ｢……。｣
この気持ちに気づいてすぐ來智の家に向かった…だけどもう退去済みだった…。もうAは北海道に行ったのか…？
龍斗 ｢…A…。くそっ！｣
ﾀﾞﾝ！
…ｺﾛ
龍斗｢…これ…｣
Aがくれたブレスレット…。大事に貰った箱にしまってたんだ…。箱…壊れちゃった…。
龍斗 ｢あれ…｣
壊れた箱の裏から手紙がでてきた…
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龍斗へ
いつもいつもありがとう！私、龍斗に出会えて作間家の人間になれて幸せです。あの時龍斗が私を受け入れてくれて嬉しかった。私、龍斗と居られて毎日が幸せです。なんか少し恥ずかしいね。恥ずかしいから箱の裏にそっとこのお手紙隠しておきます(笑)
これからもよろしくね！龍斗だいすきだよ！
A
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龍斗 ｢…Aっ。｣
俺だって俺だって…
龍斗 ｢だいすきだ…A…。そばに居たい。ずっと一緒にいたいよ…。A…。｣
あゆみ ｢それが本音だね。お兄ちゃん。｣
龍斗 ｢あゆみ！お前いつから！｣
あゆみ ｢そんなこと今はどうでもいいじゃん！お兄ちゃんはAといたいんでしょ！！！｣
龍斗 ｢いたいよ！いたいけど…Aがどこにいるかなんて…もう…。｣
あゆみ ｢お兄ちゃん！！男だろうが！！｣
龍斗 ｢あゆみ！？｣
あゆみ ｢ずっと一緒にいたいと思った人を手放すなんてどうかしてるよ！！お兄ちゃんはどうしたいの？｣
龍斗 ｢Aをもう一度ここに連れ戻したい。俺がこれからも守っていきたい。ずっと一緒にいたい。そばに居たい。Aは大切な人だ。｣
あゆみ ｢お兄ちゃん…よし！じゃあ私も協力する！！｣
龍斗 ｢え？｣
あゆみ ｢あ、もしもしー？みずっくん？あ、うんうん！…やっぱりそうなんだ！！おけ！ありがと！｣
龍斗 ｢あゆみ？｣
あゆみ ｢実はみずっくんたちに事情話してAと來智くんの情報探ってたの！｣
龍斗 ｢そうなんだ…｣
瑞生くんに感謝しなくちゃ…。
あゆみ ｢どうやら空港は今日欠便になったみたいで來智くんファンの情報で○○ホテルに入ってくの見たってTwitterで見つけたって！！｣
龍斗 ｢…！｣
あゆみ ｢まだAは近くにいるよ！お兄ちゃん！行ってあげて！！想いを伝えて！私達もまだAといたい！家族だもん！｣
龍斗 ｢ありがとう！｣
…気持ち伝えよう！神様。俺に勇気をください！
？ ｢龍斗。どこに行くの？｣
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作者名：ゆずりんご | 作成日時：2021年3月1日 19時
