四十ノ壱 ページ10
ゲートをくぐり、私の仕事場に行く。
『タダイマ〜、そして行ってきまァす。』
うん。誰もいなかった。酷い泣いちゃう。そして小腹すいたからクッキー貰っていこう。あぁ、久し振りのクッキー美味しい。僕はビスケットよりクッキー派♪
＿＿＿＿＿
ここは時の政府、そして今僕がいるのはそのビルの１階ロビー。僕はいつもの受付嬢のとこに行き、目的の人物が居る部屋をいつものように尋ねる。
『スイマセン、今大和國管理責任者、それから大臣います？たぶん50何階らへんの会議室に居ると思うんだけど。』
「少々お待ちください。」
カタカタとパソコンを操作し、一つ一つ部屋を確認してくれる。この人は元対策課の秘書的な役割の人だったから割と顔なじみ。
「一通り見ましたが、怪しいところといえば528会議室。それから大臣室ですね。」
『わかりましたァ、ありがとォございマス。』
軽く会釈をし、非常階段に向かう。
ぐっと鳩尾に手を埋め、手甲鉤を取り出しはめる。そして手すりに上って上に跳ぶ。
階段を上るより早い。でも毎回こうやって上ってるからかなり手すりが傷だらけになっているけど仕方のないことだよね。
…およそ10分。35階まで来たけどギブ、もう無理吐きそう←。エレベーター使って良いよね。
え？何で始めからエレベーター使わないのかって？それは防犯カメラと個室って言う難所があるからあまり使いたくないのよネ。
エレベーターに乗り込み52階を目指す。528会議室だったよね？ポチっとボタンを押すと30秒くらいで52階に着いてしまった。さすが時の流れってのは辛いね。
そっとエレベーターから出ると、皆さん忙しそうに慌ただしく動いている。知ってる顔もちらほら見えたが気にせずこの階の第8会議室にいく。
会議室の前で立ち止まり、ドアにピトっと耳をつければなにやら中で誰かが話しているようだ。
『太鼓鐘貞宗、顕現。』
ふわっと控えめに桜が舞い、顕現するタイに携帯端末を渡すとそのまま天井にある空気口の奥に入っていく。僕はタイから送られてくる映像を見、突撃するタイミングを伺っている。
「ｻﾞｻﾞｯｻﾞ−、･･････ですから、きちんとした適性検査を･･････ｻﾞｻﾞ･･･の方が、」
「それならば･･････譲らせ･･･ｻﾞｻﾞ−」
「それでは黒･･･増･･･ｻﾞｻﾞｻﾞ･･････」
「だが･･･がだろう？」
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逢魔夕(プロフ) - NaAさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととっても嬉しいです(^^) (2017年7月26日 23時) (
レス) id: e1b3ba4770 (このIDを非表示/違反報告)
NaA(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きが 楽しみです！！ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9e11f50eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢魔夕 | 作成日時：2017年7月26日 12時
