三十ノ捌 ページ7
「そうか。ありがてぇ。･･･これで、少しは平和になるといいんだがなぁ。」
もうあいつは連れていったと伝えると、安心した様に息を吐き、酒瓶を傾けた。が、何か思い出したのか、すぐ諦めた。
「日本号？どうしt「里月はん？ええですか？」あ、あかし、くにゆき。」
先ほど、蛍ｻｧﾝが怒っていたと言っていた明石ｻﾝがご到着なさったでござる。
「？どうしましたん里月はん。百面相してはりますよ？フードで見えませんけども。」
「いやァ。なんでも･･･ございません」
「ほう、そうですか。」
なんかドス黒いオーラが出てる国行から石切丸を受けとり日本号の後ろに避難する。ちょうど岩融を持った山伏と江雪が来たので二振りを顕現した。
「石切丸という。病気治癒がお望みかな？
……おや、参拝者ではないのか。私は、これは一体･･･？」
「おお。小さすぎて気づかなんだわ。俺は岩融、武蔵坊弁慶の薙刀よ！ がはははは！」
「いわとおし！！」
本丸のパッパと岩融。二振りともﾃﾞｹｪんだよな。
さっき今剣が飛び出していったけど身長差すごいんだね。知らなかったよ←
「里月さん！ほんとうにありがとうございます！」
「今剣、こやつは審神者か？」
「あぁ、えっと、役人じゃないけど、今はクソ政府の駒だよ。今からクソ政府に行って、首をちょん切りに行くんだ！よろしく！」
変な自己紹介にみんな目を丸くした後、岩融のがははは！という笑い声で沈黙が破られた。
「里月と言ったな。そんな小さく細い腕で、何ができるというんだ？」
「そうだね、岩融の言う通りだ。この本丸の関係者じゃなかったら、余り首を出さないでくれるかい？もう政府に睨まれるのも嫌なんだよ。」
他の刀剣もうんうんと首を振っている。
「じゃあ今君らには、僕が弱くて、政府に簡単にやられる小童に見られてるってこと？」
またもやこくこくと頷く刀剣に、国行が「ﾌﾞﾌｯ」と吹いた。酷いや！
「えぇ〜。心外だなァ。じゃァ、弱くなければいいんだロ？」
僕は久しぶりにパーカーを脱いだ。もちろん顔も久しぶりにさらすよ。
半袖から伸びている腕は異様に包帯が巻かれていて、所々血で汚れている。これはここに来る前の本丸で、門を開けたとたん、呪詛が突き刺さったためなかなか治らなくなった我腕である。解けるまで4、5日かかるだろう。
石「その腕、別の本丸の呪詛かい！？なぜ君がそんなものを！？」
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逢魔夕(プロフ) - NaAさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととっても嬉しいです(^^) (2017年7月26日 23時) (
レス) id: e1b3ba4770 (このIDを非表示/違反報告)
NaA(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きが 楽しみです！！ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9e11f50eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢魔夕 | 作成日時：2017年7月26日 12時
