五十ノ漆 ページ37
「大丈夫･･･そうだネ。間に合ったみたいで良かった。」
腕の中の乱藤四郎様をみる。流石極と言うところか、中傷寄りの軽傷といったところ、
誰？と言いたげな顔に、コウがさっきから苦戦しながら付けてくれた腕章を見せる。
「はい、これでイいかな？
お電話ありがとうございまース。
助けに参りました。目耳無の消デス。」
打刀の首をスパッと落とす。乱藤四郎様はもしかしたら破壊されていたかもしれないという恐怖に力が入らないみたいで座り込んでしまった。
「さっき中に敵短刀が入っていったんだよね。僕の刀剣男子も応戦してくる。だからキミが主さんを守るんだ。いいかい？今、主さんにはキミしか守刀がいないんだからね。しっかりするんだよ。」
手を貸せばどうにか立てる乱藤四郎様の背を少し強めに叩くと、貞宗兄弟と中に入っていった。
「頼んだよ、僕の子達･･･。
サｧ、君ﾀﾁは、ｵ楽シﾐの時間ﾀﾞヨ？」
近くの敵短刀をつかみ、敵太刀に向かい投げればグザリと刺さり二振りとも消滅する。
自分の中から大きな大きな大太刀を取り出して、コツンと地面を鳴らす。
「"骨断"顕現。」
彼岸花が咲き乱れ、太郎太刀よりも大きな刀身を力強く振るう。
『我が主人に仇なす者は、我が相手をしてやろう。』
「骨断ｨ、出来れば数減ラｼﾃ〜」
そう言えば刀身を構え躊躇なく一気に横へ薙ぐ。
「ﾝﾌﾌ、爽･快･感っ！イイヨイイヨ〜。」
ゲームで雑魚キャラを誘き寄せて四面楚歌の中コントローラーぶっ壊れるってくらいまで連打してヤりまくってる気分♪ニヤケ止まらない。
確か作者が古いTVゲームでそんなことやってたっけな。「ボルトざっくざく♪」とか言ってニヤケてたな。
『もうそろ、終わりそうだっ』
「流石〜。あんがと骨断ｨ。後は下がってイイよ〜」
太刀金切と打刀禍ノ刄を握り、残りの敵を殲滅していく。
槍が腕を抉ろうとも、短刀が腹に刺さろうとも、僕は動くのを止めなかった。
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逢魔夕(プロフ) - NaAさん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととっても嬉しいです(^^) (2017年7月26日 23時) (
レス) id: e1b3ba4770 (このIDを非表示/違反報告)
NaA(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きが 楽しみです！！ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9e11f50eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢魔夕 | 作成日時：2017年7月26日 12時
