�将� ページ19
レイに図書室に連れ込まれ、奥の椅子に座らせられる。レイは私の前に座った。
いつもより顔を険しくしてじーっとこちらを見て、私は蛇に睨まれた蛙状態。
「入るよレクシー！話って何？どうしたの？？」
私の座っている椅子の隣にエマが座った。レイの隣にはノーマン。どうしよう。エマの顔もまともに見れない。
そのまま何も言えず机の一点を見つめる。するとエマは私をぎゅっと抱きしめ、"大丈夫だよレクシー。"と背中をさすってくれる。
今まで耐えていた涙があふれてほほをつたい、エマの背に落ちた。ノーマンとレイは驚いている。
「エマ…」
どう伝えようかと逃げながらずっと考えてた。エマ達の前で泣けないで言えるか心配だった。でも、これを言った後のエマの顔を見るのが私はたまらなく嫌だ。これは誰にとっても最悪のシナリオだ。ごめんね。今伝えてしまうことを許して。
「28日…私の出荷が、決まった。」
私のその言葉を聞いたエマは、私の肩を濡らしながら、何度も何度も背を撫でてくれる。
「だからエマ。私ができるだけ、ママを抑えるようにする。頑張るから。早く準備を進めて。」
"や、やだよぉ。レクシー、死んじゃう。"とエマは私の肩をつかんで揺らす。ぽろぽろとエマの大きな目からは涙がこぼれる。
「レクシー、と一緒にいたい。」
「わたしだって！まだ、死にたくない。エマ達とここから出ていろんな場所を見て
「ぅう…ぅぁああ」
エマが椅子から崩れ落ち、私も床にへたり込み両手で顔を覆った。
「今朝呼ばれてたのはこれのこと…？どうしてレクシーが？？」
「お前、出荷、鬼の事知って…？。俺がもっと…。」
ノーマンは泣いている私たちを抱き寄せ、レイは後ろから私に腕を回した。
「俺じゃお前を、守れなかった。ごめん。…ごめっ」
肩口が徐々に濡れていくのがわかる。私の肩を抱くレイの腕を撫でた。レイのせいじゃない。今まで嬉しかったよ。と意味を込めながら…。
「ねぇレクシー。私、レクシーと一緒にいたい。」
「うん、今日も一緒にお風呂入って、一緒のベットで寝よ？」
「そういう時、エマはずるいよね。いっその事4人で寝ようよ。ママに頼んで。」
「無理、いやいけるかもしんねぇ。」
「いやどう考えても無理だろｗｗ」
自然と笑みがこぼれる。"レクシー、笑った！"とエマが笑顔になった。
「エマも、いつもの笑顔だ！」
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逢魔夕(プロフ) - 黒歴史第二製造機さん» ありがとうございます！更新が滞ってしまったらすみません。完結できるよう頑張りたいと思います！ (2019年2月6日 19時) (
レス) id: 5a78d3dcdb (このIDを非表示/違反報告)
黒歴史第二製造機(プロフ) - とても面白いです！応援してるので再新がんばってください！ (2019年2月6日 16時) (レス) id: 8c138a50c6 (このIDを非表示/違反報告)
逢魔夕(プロフ) - 。。さん» すみません忘れていました！ご指摘ありがとうございます！！以後気を付けます。 (2019年2月5日 23時) (レス) id: 5a78d3dcdb (このIDを非表示/違反報告)
。。 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反です。 (2019年2月5日 23時) (レス) id: d3374bf6ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢魔夕 | 作成日時：2019年2月5日 23時
