【ヒロアカ】失敗作少女はヴィランとともに 2 (ページ8)

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雄英高校での生活！15 ページ8

翌日午後0:50分、午後のヒーロー基礎学の時間だ。今回のこの時間は教師3人で見ることになったらしい。

なった…ということは、特例なのだろうか…？

瀬呂「はーい！何するんですか！？」

相澤「災害水難なんでもござれ、人命救助(レスキュー)訓練だ！！」

レスキューと聞いて、ざわざわするクラスを相澤先生は睨みで沈めた。凄い…

今回はコスチュームは着ても着なくてもいいらしい。私は一応着ることにした。これを着てた方がなんだか気合いが入るのだ。

飯田「バスの席順でスムーズに行くよう2列で並ぼう！！」

飯田くんが委員長としての仕事を全うしている。…けど、バスは向かい合って座るタイプで、無駄な努力となってしまった。

私は一番後ろの席に座る。前では、個性の話などで盛り上がっているようだ。爆豪くんが人気出なさそうと言われてキレていた。

『(…そういうところが人気出なさそうって言われてるんだよ…)』

訓練場は、嘘の災害や事故ルーム、略してUSJ…！担当はスペースヒーロー13号先生だ。

始まる前に、13号先生からお小言を聞いた。個性についてだ。

個性は簡単に人を殺せる…

私の個性もそうだ。これは最近見つけたことだが、私の‘力を奪う’というのは、筋力なども含まれる。だから…その気になれば、心臓の筋力を奪って、その鼓動を止めることさえできる。

弔くんたちといるなら、これからそういう場面に遭うこともあるだろう。覚悟はしている。

…けど。

『(…いや、今は訓練に集中だ！)』

私はふるふると首を横に振って、気合いを入れ直した。

そして、訓練も始まろうとした、その時。

相澤「ひとかたまりになって動くな！！

あれは！敵(ヴィラン)だ！」

『(…！弔くん…黒霧さん…今日、この時間だったんだ…』

黒霧「13号に…イレイザーヘッドですか…先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…」

死柄木「どこだよ…せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさ… オールマイト…平和の象徴…いないなんて…

子供を殺せば来るのかな…？」

『…っ…(弔くん…黒霧さん…怪我しないでね…)』

死柄木「(……あ''ー…Aがヒーローといると…吐き気がする…)」

私達は、突然の敵の侵入に、驚きを隠せずにいた。

用意周到に画策された奇襲…

先生たちは私達の安全を確かめ、戦いに出るようだ。