【ヒロアカ】失敗作少女はヴィランとともに 2 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:42,602 hit

雄英高校での生活！10 ページ3

試合が始まって暫くした頃…

緑谷「______！！！」

爆豪「_______________！」

ドオオオオン！爆音が鳴り響く。

切島「授業だぞこれ！！」
オールマイト「緑谷少年！」

…彼らの試合は、初戦からとんでもない事になっていた。私達に音声は届いていないが、モニターから彼らの試合を見ていた私達は、爆豪くんが出した技の威力に驚いていた。ビルが壊れてしまうレベルの爆発。当たっていたら死んでいるだろう。

切島「先生止めた方がいいって！爆豪あいつ相当クレイジーだぜ殺しちまうぜ！？」

オールマイト「いや…_______

爆豪少年次それ撃ったら強制終了で…」

『(あー…すっごく強い技だけど…やっぱり止められちゃうよね…んー…戦ってみたい…)』

私が彼と戦いたいという願望を密かに高めつつ、殴り合いと化した彼らの戦いは爆豪君優勢で進んでいっている。

みんな話している様に、彼はセンスの塊だ。

でも…テープ使えば勝てるのに…酷いな爆豪くん…やっぱりヒーローらしくない人だ…私と一緒で。

それにしても、戦いがこのまま続けば、本当に2人は…いや、緑谷くんは大怪我してしまう…

クラスのみんなもそう思ったのか、切島くんを中心に、もう止めた方がいいという声が上がる。

オールマイト「双方…中止

緑谷「麗日さん行くぞ！！！」

麗日「はい！！」

そういうと、緑谷くんは、攻撃を上に放った。

すると、一番上にいたお茶子が、その攻撃によって生まれた瓦礫をバットで打つみたいにして飯田くんの方へ飛ばした。

飯田くんが瓦礫を防いでいる間に、お茶子は自分を浮かせて核に触った。

それと同時に、

オールマイト「ヒーロー…ヒーローチーム…WIN！！！！！！！」

アナウンスが入る。緑谷くん達の勝利だ。

…けど、現場は酷い事になっていた。

緑谷くんは、最後爆豪君の攻撃を受けて、そのダメージで倒れて気絶してしまったし、お茶子はキャパオーバーで気分が悪そうだ。

クラスメイトはその様子を見て‘勝負に負けて、試合に勝った’…そう表現していた。

モニタールームに、3人(緑谷は保健室へ)戻ってきて、講評が行われた。

飯田君がクラスの人にも、先生にも褒められて、感極まった感じだった。

『(真面目…だね…)』

そして、第2戦、3戦…と行われ、ついに最後、私の番だ。

オールマイト「…うーむ、では飯田少年！甘城少女のペアを頼めるかな！

対戦相手は…轟、障子ペア、いいかな！？」

3人とも、快くOKしてくれた。