所謂ツンデレ……なのだろうか【十神白夜】 ページ24
「なぁ、十神―――――」
「貴様風情が気安く話しかけるな」
「………」
「あ、十…「(完全スルー)」…………」
……さて。ここまででなんとなく察する人も多いと思う。
俺は何故か！十神に！！嫌われている！！！！
話しかければ冷たく突っ放され、
廊下で見かければこちらを見ることもせず完全スルー…
メンタル強めな俺でも流石に傷つく。いや強くなくても傷つく！！
最初のころは普通だった。
話しかければ、会話もしてくれたし、ちらっとこっちを見たりしてくれた。
なのに最近の対応と言ったらもう…
隣に居た葉隠が心配するレベルだ。
…それはヤバいって？そうだろう？？
特にやらかしたことがあるわけでもない(と思いたい)
のにどうしてあんなにも嫌われているのだろうか。
一人で考えていても解決しないので、
比較的十神と仲良くしてそうな苗木と霧切に相談してみた。
事情を話してみれば、
苗木はありえないと言いたげな顔をし、
霧切は額に手を付けて深くため息をついた。
……コレ、もしかして俺が悪いのか。
味方誰もいない感じ……？
と、途方に暮れていると苗木が肩を掴んで、
「神城クン、それは君のせいじゃないよ！」
「ええ、百パーセント十神くんが悪いわ。」
…思ったよりも二人が擁護してくれている。
俺の反応に何を思ったのか、霧切が口を開いた。
「…埒が明かないから、説明してあげるわね。」
――――――――
「……えーと…つまり…
俺のことを好きって気づいて二人に相談してて、
ツンデレとかしてみたら？とアドバイスしたら
十神が変な捉え方をした、と……？」
「まぁ、苗木くんのアドバイスも悪いのだけれど……
まさかあんな捉え方をするとは思ってもみなかったのも確かね。」
「…あ、あはは……。」
霧切の厳しい声に苗木が苦笑いをこぼす。
正直言って信じがたいが、この二人が嘘をつく理由もない。
となると、本当のことなんだろう。
すると突然ドアが開く音がし、視線をそちらに向ける。
「………おい霧切、俺をわざわざ呼び出して何のよ――神城…！？」
ここに入って来たのは十神で、
俺を見つけた途端、方向転換しようとする。
成程、霧切が呼び出してくれたのか。
俺は持ち前の運動神経で軽く机を乗り越え、
その勢いのまま十神の手を掴んだ。
「！ は、離せ神城！」
「やーだね。」
両想いって気づいたのに、離してやるもんか。
チョコレートを君に【絵心奈緒】→←言い訳は飲み込んで【篠木敬二】
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奇花琉 - 男主系のダンガンロンパとかキミガシネとかの短編集少ないからめっちゃ嬉しいです！こうしん (12月23日 10時) (
レス) id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
奇花琉 - 男主系のダンガンロンパとかキミガシネとかの短編集少ないからめっちゃ嬉しいです！更新頑張ってください！ (12月23日 10時) (レス) id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - シンくんかわいい！ (7月8日 20時) (レス) @page28 id: 697e3eefbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんず。 | 作成日時：2022年9月19日 15時
