第4話 出水side ページ5
｢太刀川さんの隊の方々ですか？｣
にこりと微笑み話を振られる。
｢そ、そうです。太刀川隊射手の出水公平です。えーと、、、｣
｢北野A。私は北野Aって言います！Aでいいよ！太刀川さん、出水くん私と同い年ですよね？｣
｢ああ、そうだな。｣
へぇ、同い年桐絵以外まだあまり話せていないから嬉しいなあ。
柚宇さんも紹介を済ませ、話は進む。
｢話って何ですか？｣
その話をする前に俺はどうしても確認したいことがあった。
こんな大人しそうな、戦いには向いてなさそうな人が、本当に太刀川隊でやっていけるのかどうか。
するとAはあっ、と声を漏らし俺を見た。
｢今、出水くん私のこと弱そうとか思ったでしょ。｣
やっぱそうだよねぇと苦笑するA。
顔にでも出てただろうか。
｢んー、じゃあ太刀川さん今から10本。私は弧月にするから。｣
太)おいおい、弧月かよ。手加減なしか。
｢出水くんと柚宇さんがいるから手加減はできませんね。｣
確か近距離万能手と太刀川さんが言っていたな。
既にトリガーを起動している太刀川さんを見てAもトリガーを構えた。
｢ほんじゃ、いきますよ！太刀川さん！｣
数分後俺は信じられない光景を目の当たりにすることになる。
当時のA級隊員はごく僅か。だから隊服なども大体の人が知っており、有名だった。
ただそこには例外がいる。A級隊員には旧ボーダーの人間も含まれているのだ。小南はちょくちょく姿を現しているらしいが、他の隊員はほとんど姿を見せない。というより本部長達も旧ボーダーの人間なので、実際まだ戦闘員である旧ボーダーの人間は少ないと言われている。その人達の隊服は知られていない。B級やC級とは明らかに違うとも言われている。
トリガー起動完了
数秒後にトリオン体となったその少女はまさにそうだった。
薄い桃色のワンピース。腰にはベルト。換装前とは違い髪の毛は１つに結ばれている。
彼女こそ旧ボーダー隊員、そしてA級隊員だったのだ。
｢え、待ってください、どういうことですか？｣
俺の言葉は届かず、2人はブースに行ってしまう。周りも騒がしくなる。
｢あれもしかして…｣ ｢A級か？｣
｢出水。｣
混乱する俺に風間さんが話しかけてきた。
｢はい。｣
｢詳しいことは後だ。とりあえずランク戦を見てみろ。｣
決着がつくのにそう長くはかからなかった。
ラッキー隊員
加古望
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ゆずポン酢(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！気に入ってもらえて嬉しいです！今後も作る予定ですが実はワートリ以外のアニメはあまり分からなくて…これを期に時間があれば観たいと思います。お気遣いありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年8月14日 0時) (
レス) id: db72870c64 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし他の作品を今後作る予定ならワールドトリガーの世界にトリップか転生したアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さいね (2017年8月13日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢 | 作成日時：2017年7月30日 0時
