ぼっち回避 ページ3
雄英生活2日目は出だしから躓いた
夢のJkライフが……なんてこったい
こんなことある？
高校生活始まってすぐにクラスメイトを跪かせるって
とんでもない女だと思われた、絶対
女王様とかいうあだ名付けられたら羞恥心で狂いそうだ
爆発さんは顔が怖かったので個性を使って気絶させておいた
寝顔は誰だって可愛いものよ
そして保健室に行くよう"指示"しておいた
私が連れて行くなんて選択肢は最初からないのである
今更だけれど、無許可で個性の使用は良くないよね知ってた
でも先に使用したのは爆発さんなので
両手BOMBOMいわせながら迫ってきた彼が悪いので
正当な自己防衛なので
悪しからず
しかし気まずい
とても空気が重い
誰でもいいから何か喋ってほしい
兎に角この空気を払拭してちょうだい！
と思っていたら、沈黙を終わらせたのは、意外な人物だった
｢す、すごいね！君の個性、無機物だけじゃなく人間にも通用するの!?｣
爆発さんの後ろの席の彼
ずっとおろおろしていたイメージの
｢え、あ、まぁ……はい、無生物の方が得意ではありますが｣
何故だろう
見えない筈の耳と尻尾が見える
他人の個性に興味があるのだろうか
｢昨日の身体測定でも思ったけど、個性、使い慣れてるって感じだね！すごいなぁ！誰かに教わったの？｣
｢主に両親、と従兄弟が手合わせの相手です。先にも申した通り、田舎出身ですから場所には困りませんでしたよ？山を持ってますから。親が｣
｢ヤマ!!!!｣
予想以上に驚かれた
やはりシティボーイは山など持っていないということか
うん、知ってた
個人で山持ってる都会人なんてそうそういないよね
取り敢えず、ぼっちは回避できそうで一安心
もしぼっちになったら、隣のクラスに突撃するつもりだったけど
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