メモ ページ36
俺の独白に付き合ってもらおう
俺はね、手の感触を忘れられない
硬く握った拳の痛みを忘れられない
人を殴ったおぞましさを、忘れられない
どうしようもない人間だった
救いようのないクズだった
毎日ケンカに明け暮れて、朝まで帰らない
居場所がなかった
否、自分から手放した
誰かの所為にしたくて、周りに当たり散らした
結局は誰の所為にもできないで、自分が壊れた
脚の先から崩れていくような錯覚さえ覚えた
そのまま頭のてっぺんまで崩れ去ってしまいたかったのに
だからこれは、汚い、意地汚い、独り善がりの贖罪だ
俺に救われてくれ
俺を責めてくれ
俺を殺さないでくれ
俺を生かしたまま、存分に苦しめてくれ
生き汚くも活かしてくれ
呼吸できないくらいが丁度いい
その苦しみが、あの拳の感触を少しだけ
人を殴った感触をほんの少しだけ、忘れさせてくれる
あぁ、どうかそんなに泣かないで
どれほど拭っても零れ続ける涙に、私まで泣いてしまいそうだ
お前の綺麗な瞳が溶けてしまうかと思うほどだよ
何がいけなかったのだろう
何がお前をそんなに苦しめるのだろう
どうか私に教えてほしい
どうか私と分かち合っておくれ
お前の悲しみを、私もともに悲しもう
だから、どうかどうか
その涙を、止めてはくれないだろうか
生きていればいいことがあるなんて嘘っぱちだ
いつかは幸せが訪れるなんて幻想だ
幸せなんて、誰にも約束された未来じゃない
それでも、今を生きるぼくはきっと幸せだ
いつかいいことがなくても
たとえ今日のうちに死んでしまうとしても
ぼくはぼくであり続ける
だから不幸せなんてことはない
ぼくの幸せは、ぼくであること
ぼくの不幸せは、ぼくでなくなること
ぼくは、ぼくはきっと、幸せに生きた
あなたが大切にしたいと思ったものを、どうか大切にして
その心を失わないで
何気ない日常を慈しむ心を
降り注ぐ朝の陽ざしを、さえずる小鳥の歌声を、香る朝食の温かさを
俯いた足元に水たまりを作った悲しい日も
見上げた夕日に未来を見た嬉しい日も
何でもない、記憶も残らない日も
いつか思い出して、きっと大切な日になるから
心を否定されることに慣れてしまえば、誰かの心に鈍感になる
自分の心に気付けないから、誰かの心にも気付けない
蔑まれ、貶され、歪にひしゃげ
そうして失っていくものさえ見えなくなる
だから救わなくては
拒絶されても、挑み続けなければ
君の心を守るために
傷付いていい、そのままでいい
自分を嫌いにならないで
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か○ぴす(プロフ) - 柚子sherbetさん» そゆとこ好き (2019年1月16日 22時) (
レス) id: f298667544 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - か○ぴすさん» せやで、ツナマヨも明太子も使いこなすよ！ (2019年1月16日 21時) (レス) id: 26b1561208 (このIDを非表示/違反報告)
か○ぴす(プロフ) - おにぎりの具とか狗巻先輩ジャン (2019年1月14日 18時) (レス) id: f298667544 (このIDを非表示/違反報告)
チレク(プロフ) - 柚子sherbetさん» 此方こそ！宜しくお願いします (2018年6月17日 20時) (レス) id: c1e572521f (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - チレクさん» わ〜！！ありがたいお誘いありがとうございます！ぜひぜひ！宜しくお願い致しますっ！m(_ _)m (2018年6月17日 11時) (レス) id: 26b1561208 (このIDを非表示/違反報告)
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