ネタ収集所

メモ ページ33

頭がクラクラする
喉が灼きつく
声が出ない
悲しくて哀しくて
私の喉はきっと、言葉を忘れてしまった
欲しい音はこれではないの
嗚咽が煩わしい
喋りたいのよ
言の葉を紡いで伝えたいの
私はここよ、ここに生きてる
ねぇ届いて
私を音にして
私の想いを
言葉よ出てきて
思い出して
ずっと伝えたいと思っているの



誰かが困っていたら救けてください
勿論それは誰にでもできることではないけれど
誰もができることではないから
だから貴方がしてください
他者に手を差し伸べるには危険がついてまわるけれど
誰かに自分の時間を労力を差し出すのは勇気がいるけれど
だから貴方にしてほしいのです
誰かが必死に伸ばした手を
貴方も必死に掴んでください



「大丈夫」と誰かが掛けるその言葉を、呪いのように重く感じる
「大丈夫」は安心の魔法なのだと言った彼奴が憎かった
それは、俺にとっては呪いだ
何一つ大丈夫なんかじゃない
それでも浴びせられる「大丈夫」の雨が
俺を蝕んで、蝕んで、融かしていく
なんだか、酷く苦しかった



貴方の話をしてもいいですか
誰にも言えない秘密を打ち明けてもいいですか
誰にも語れない苦しみを、悲しみを
零してもいいですか
思いの丈を
約束を破ってしまうけれど
秘密ではなくなってしまうけれど
誰にも知られぬ貴方のことを
英雄の話を
語り継いでも、いいですか？



おやおや
｢期待｣だなんて、随分と綺麗な言葉を選ぶものだね
君のそれは、そんなに綺麗なものじゃないだろうに
それとも
もしや自覚がないのだろうか
君の言う｢期待｣は腐臭がする
それは｢期待｣とは言わない
それは｢押し付け｣と言うんだ
勝手に理想を押し付けて、理想通りでなくなれば勝手に落胆する
それは｢期待｣とは言わない
そんなに綺麗なものじゃあ、ないんだよ



笑顔が好きだ
目を細めるから
目を細めれば自然と相手の顔を見なくて済むから
人と目を合わせずにいられる最善策
人当たりが良いと思ってもらえる
心中はどうあれ、人の目に写る自分は真人間であれる
だから、今日も貼り付けよう
自分の好きな笑顔を



君を知っている
明るい君の暗い部分を
笑顔の眩しい君の昏い部分を
気付いてしまった
溢れることを許されなかった涙に
食いしばることを許されなかった歯に
震えることを許されなかった脚に
君を知っている
明るい君も、暗い君も
眩しい君も、昏い君も

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