Episode 6 ページ6
河井side
仕事が全部終わって、賢ちゃんとAちゃんと駅前へと向かう。
Aちゃんの背中には大きなギターケース。
河井｢なんか…Aちゃんちいちゃいからギターが余計大きく見えるわ｣
『ちいちゃいは余計ですよ、河井さん。
というか…、その、Aちゃんっていうの止めて貰えませんか』
河井｢え？…あー、ごめん。仲良く出来たらええなと思って｣
『あ、嫌とかじゃないんです！
あまり名字で呼ばれるの、慣れてないというか、好きじゃないというか…。
普通にAで、大丈夫ですよ』
河井｢分かった。A、な｣
ん、と微笑むと少しだけ顔を赤らめるA。
なんか…可愛いな、この子。
話しながら歩いていると気付けば駅に着いていて、テキパキと準備を始めるAを俺と賢ちゃんはじっと見詰めていた。
と、急にこっちを振り向いた。
『…あの、そんなに見られるとやりづらいんです、けど…』
川西｢気にせんといて｣
『いや、気になるし、なんか恥ずかしいんやけど』
そう言いつつも手は止めないAはあっという間に準備を終わらせた。
すぅ、と息を吸って歌い始めると、俺は一気に彼女の世界へと吸い込まれて行った。
しなやかな指がピックを持って音を奏でる。
透き通った歌声が白い息とともに風に乗って流れていく。
応援ソングなのに何故か心が締め付けられて。
歌詞の内容が自分の境遇とぴったり合っていて、うっかり涙が出そうやった。
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香月なる(プロフ) - くまみさん» いえいえ！遅くなってしまってすみません…！ (2019年5月29日 7時) (
レス) id: 4194bddbe5 (このIDを非表示/違反報告)
くまみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！待ってました( ´∀｀) (2019年5月29日 0時) (レス) id: 57b555248c (このIDを非表示/違反報告)
香月なる(プロフ) - くまみさん» ありがとうございます！今テスト期間なのでテストがあけたら更新しようと思ってます！お待たせしてすみません…！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 4194bddbe5 (このIDを非表示/違反報告)
くまみ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年5月16日 16時) (レス) id: 57b555248c (このIDを非表示/違反報告)
香月なる(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！ (2019年1月15日 23時) (レス) id: 4194bddbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香月なる | 作成日時：2019年1月2日 1時
