絶望からの救いを。〜龍斗side〜 ページ6
〜引き続き龍斗くんsideです〜
A「お家に……」
放っておける訳ないじゃん。そんな酷い仕打ち受けてるなんて知ったら……。
そしてなによりも
初めて見た時から
俺が守りたいって感じた子なんだ。
龍斗「ずっとここに居ればいいじゃん。」
A「へ?」
あっ!しまった。父さんと母さんが決めることなのに俺勝手なことを……。でも、ここで言わなくちゃダメな気がする……。
龍斗「父さん、母さん!お願い!Aちゃんをここに居させてくれ!!この子の生活費俺の給料から出すから!!」
A「え!?、あの!!龍斗!?」
あゆみ「そうだよ!!居させようよ!!私!妹欲しかったし!それにAちゃんを放っておけない!!」
A「あ。あの……」
龍斗父「龍斗……あゆみ……」
龍斗・あゆみ「お願い!!」
龍斗父「そんなの……いいに決まってるじゃないか!!」
A「え!?」
龍斗母「そうよ〜!私最初っから言ってるはずよ?娘になって欲しいって!」
A「そんな迷惑じゃ……」
龍斗父「迷惑なんて思ってないよ。むしろ大歓迎だよ。」
龍斗母「そうよ。貴方は可愛くて素敵な娘よ。私がそう感じたのだもの!」
あゆみ「私もこんな可愛い妹欲しかったしね!」
みんな同じ気持ちなんだ。Aちゃんを守ってあげたいって。家族の一員にしてあげたいって。
A「皆さん……」
龍斗「みんなAちゃんに家族になって欲しいんだ。みんなAちゃんを守りたいんだ。俺たちの家族になってくれないかな?」
A「私でよれば……グズッ。本当に私でよければ……お願いします……!」
この子のためにもがんばろう。この不安でオドオドしている顔を俺が……俺たちが守っていきたい……。
龍斗「ようこそ。作間家へ。A。」
A「……はいっ!!」
笑顔すっごく可愛いじゃん……。守ってあげたい。ううん。守ってみせるから。
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ゆずりんご(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。これで大丈夫でしょうか? (2021年2月21日 21時) (レス) id: 2563efa54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずりんご | 作成日時:2021年2月21日 20時