胸、出てきました。3【H S J】

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涼介side





ひかが熱を出してからは特に何もなく毎日平和にしてた

が、今日の朝知念を起こすと異常に手が冷たかった





涼「知念？すげぇ手冷たいけど大丈夫か？」

侑「…んんう…」





まだ寝起きで頭もパッとしないから？いつもなら涼介〜とか言って抱きついてくるのに

今日ちょっとおかしいな。って言っても熱はないし…





侑「…涼介ぇ、おはよう」

涼「ん、あぁ、おはよう」





いつのまにか体を起こしていた知念。やっぱ何ともないのかな？





そう思って油断していた

ベッドから立ち上がった知念はいきなりしゃがみこんでしまった





涼「！？知念…？」

侑「…立てないっ…。涼介っ、真っ暗っ…」






真っ暗ってことは貧血…。だからでも冷たかったんだな






涼「大丈夫だよ。俺ちゃんと横にいるから」

侑「…うぅ、涼介っ…」






手探りで俺の手を見つけて握る知念


しかしいつもより長いなあ。いつもなら数秒で見えてくるって言ってたのに





そうすること１分弱。やっと目の前が見えてきたみたい

俺の顔を見ると安心したのか泣いてしまった





涼「よしよし、怖かったね。大丈夫だよ」

侑「…ふぇ、うぅ…。涼介っ…」

涼「まだ横になっとく？歩けそうにないだろ」

侑「大丈夫、…。でも、だっこ…」





下には行くが、俺の抱っこで。涙目の上目遣いがこんなにも可愛いのは知念だけだ

軽々と華奢な体を抱えてリビングに到着






「おはよう！」

大「うおー、朝からイイねお姫様抱っこ」

涼「いや知念貧血」

大「あーね。ん、ソファ使って」

涼「さんきゅー」





十分寝そべれるスペースにゆっくり下ろした





裕「ちい大丈夫？」

圭「あんまり無理しないでよ？」

侑「んぅー…」

涼「返事するのもダルいっぽいな」

裕「うん。あ、病院は行かないの？」

涼「貧血は良くあるっぽいから酷くならない限り行かないよ」





実際貧血では何回も産婦人科行ってるし。今回も安静にしてれば大丈夫






涼「知念朝ごはん持ってくるね」

侑「…いらない…」

涼「いやぁ、でも一応赤ちゃんの為にもさ…？」

侑「赤ちゃん、僕の体なんか大嫌いだよっ…。こんなに病弱でっ、弱いもんっ…」

涼「それは違うよ知念」

侑「なにが違うのっ…？本当のことだよっ…」





心が苦しい__

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