胸、出てきました。【H S J】

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侑 李side





侑「けほけほっ…」





偶然、伊野ちゃんと同じ日に体調が悪くなった

でも僕が起きてきた頃には伊野ちゃんは辛そうで


僕も体調悪いって言えなかった





それからお昼になるにつれ体が怠く、寒気がする

でも伊野ちゃんにつきっきりの涼介。お粥もあーんってして


嫉妬しないわけ無いじゃん。そんなの見れば泣きそうになるから二階に行った

一人の方がいい。涼介なんか嫌い






侑「ふぇっ…っ、く…」






自分の部屋のベッドで声を押し殺して沢山泣いた

今頃可愛い伊野ちゃんにメロメロなんだろうな

僕なんか眼中にないよ






しかし、泣いてしまったためかますます体が重く、苦しい

咳も止まらなくて咳き込むたびに体力が奪われていった


喉乾いた…喉痛いよ…







そう思っても誰もいないから痛いまま

でも、下には行かないもん







涼介side





朝から熱を出した伊野ちゃんにつきっきり

大ちゃんに任せたら絶対悪化しそうだし、不器用だから何するか…。

とも思ったけどお粥を食べさせて冷えピタを貼れば仕事は少なくなる






涼「大ちゃん、伊野ちゃんお願いね？」

大「任せて！」






そう言い、俺は知 念を誘いにいった

でも、リビングにいない






涼「知 念知らない？」

雄「あー、なんか二階行ってたけど？」

涼「そっか。ありがとう」






なんでまた一人で二階に？

トントンと階段を登って行くと、咳き込む声が知 念の部屋から聞こえた






コンコン






涼「入るよ？」






そう言って中に入ると、顔は見えないが布団に包まってた






涼「どーした？」

侑「…」

涼「ちょ、知 念…？」

侑「…伊野ちゃんのとこ行けば…。」

涼「え？」






顔を背けられ、でも涙声なのが分かった






侑「……っ、けほっ…」

涼「お前…熱っ…」



侑「触んないでよ…。向こう行ってっ…」






なんでこんなに機嫌が悪いのか

朝はあんなに甘えてきたのに






侑「…僕のことなんか、見てないっ…」






もしかして、伊野ちゃんにつきっきりだったから？

妬いてるのか…？可愛すぎる






涼「伊野ちゃんのところいたから怒ってる？」

侑「…怒ってない」

涼「心配すんなって、知 念が一番だよ」

侑「キモい…涼介嫌い…」

涼「そんなに毒吐くなよ」






ちょっと、マシになったか…？

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