胸、出てきました。【H S J】 (ページ12)

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慧side

大「よいしょ。あったかくして寝るんだよ」

慧「うん。ありがとう」

そう言って大ちゃんに運んできてもらった

布団まで被せてもらって、申し訳ないな

するとその時、いきなり唇にふわっとした感覚が

え、…………！？き、きす………！？

大「…。おやすみ」

バタんっ

慧「え、ちょ！大ちゃん！？」

キスだけしておいて逃げるとかどういう事！

………やっぱ寝ぼけてるんだ。大ちゃんバカだもんね←

と、大ちゃんの事ばかり考えてると腹痛が治ってた事に気付かなかった

ラッキー、今なら寝れそう

なんだろ、大ちゃんの魔法……？

____午前3:30

また嫌な痛みで目が覚めてしまった

まだ外は暗いし、でもトイレ行きたい…

慧「っ…い、った……」

しかし想像以上に辛くて心も寂しい

ボロボロ涙が溢れて、止まってくれない

痛いよ、もう嫌…

なんとか自力で階段を降りて、トイレまで行けた

そして15分くらい腹痛と戦ったんだろう

けど治ったのは一瞬。トイレから出ればまたあの痛み

慧「ふぇっ…っぐす、……」

自ら病院に行ってなんとかしてもらいたいって思うほど。

声を押し殺して、階段をゆっくり登った

すると、奥から二番目のドアがガチャっと開いた

え、、

慧「たかきぃっ…」

雄「ちょ、伊野尾くん…！？どうしたの」

自分よりも大きい体にぎゅっと抱きついて、寂しさを消した

あったかい…

慧「お腹痛いのっ…。治らなくてっ……ふぇっ…」

雄「そっかそっか。辛いなぁ、俺の部屋来る？」

慧「こくっ))」

頷くとまたお姫様抱っこされた

大ちゃんの時より高い…←

ていうか…

慧「たかき、なんでおきてるのっ…」

雄「ああ、目が覚めたから朝海行こうと思ってさ」

慧「まだ夜中…」

雄「朝の海綺麗なんだよ。無限に見てられる」

なんて、髙木はお花のオーラが出てるように見える

俺、邪魔しちゃったか…

慧「ごめん…海、行きたかった…？」

雄「泣いてる人見て行きたいと思わねーよ。んで、大丈夫？」

慧「…たかきすきぃ…。」

雄「いや、答えになってない…////」

ぎゅーっと抱きつくと、頭を撫でてくれた