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10 ひと…なのか? ページ10

「まぁ…簡潔に言えばね、『死神』——なんだよ」

『死神』。

あまりに慣れすぎた言葉だ。

だって、ホラー映画やマンガにおなじみのキャラだし。

「でも、そこまで変なものじゃないから。職業的なものだと思ってくれ」

くすっ、と笑うと、「もしかして…イメージと違った?」と顔を覗き込んできた。

「えっ…だって、死神と言えば、ドクロに黒いローブだろ」

そういった途端、「っ……!マジで言ってる?」とふきだした。

「んなわけねーだろ!中には気が弱いから、人間になめられないようにってあんな恰好してるやつもいるけど」

は、はぁ…。

そういうもんなのか?

「そ。あと、死神は僕みたいなホントの神族もやるけど、ただの能力者もやってるよ。僕らの世界は能力者と、神と、悪魔の世界だから」

能力者と、神と、悪魔……?

なんか、怪しげな名前ばかりだ。

「そんな警戒するなって。現に、僕は死ぬはずのお前を助けてやったんだし?人によるってこと」

ひと、なのか?それ……?

色々と疑問が残ってはいるけれど、漣は危険な人物じゃなさそうだと結論付けることにした。

「あー、だからさ。気を付けたほうがいいと思うよ。『異世界』のことに関しては」

い、『異世界』?

ネットで検索すれば、いくらでも出てきそうなワードがまじめに語られた。

「僕らの世界に正式な名称はないから。『異なる世界』で通じるだろ?だから、みんなそう呼んでいる」

漣は、「じゃ、困ったことがあったら呼べよ」と言うと、さっさと外へ出て行った。

11 クラスメイトの詮索→←9 語られるコト



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設定タグ:入れ替わり , コメディ , 異世界   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー!今後色々新情報が更新するかもです……!あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです!!(●´ω`●) (2022年4月5日 8時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愨狼 | 作者ホームページ:ふめー  
作成日時:2020年11月30日 16時

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