27 ページ28
「え……?」
おもわずかたまる。
だって、その人はぼくと同じ能力者。つまり、コピー系のはず。
だから、直接の戦闘力は持たないと考えるべきだ。
「あのねぇ。君は、まだ自分の力を使いこなせてないからそんなことが言えるんだよ。それに、その能力者は君とはちょっと異なる部分があるんだよ」
というと……?
「彼は、自分の殺した相手の能力をコピーできるんだ」
こ……こ、ろ、し、た……???
物騒な!!
ぎょっとして、思わず屋上の柵に足をぶつけた。
「その分、コピーの性能が良いんだよねぇ。厄介極まりないよ」
やれやれ、と首を振るレン。
っていうか!
本題は!?なんでレンは指名手配犯になってんだよ!?!?
すると、「ああそれねぇ」と大した話でもないように切り出した。
「僕さ、こー見えてまぁまぁ強いんだよね。だからその能力者の討伐を依頼されたんだよ」
は、はぁ。全然強そーに見えないけど。
「そしたらさぁ、なんか同じ部隊の人たちみーんな死んじゃって。仕方が無いからひとりで頑張ってたら救援部隊さまたちに『お前ええ!寝返ったのかぁああぁあ!』って。意味分かんねぇ」
ん……。CHAOSだね、ご愁傷さま。
そんな勘違いで指名手配はひどすぎないか?
「まぁ、僕が経歴隠蔽してるのが悪いんだろうケド」
隠蔽すんなよっ!!
やっぱり……。死神っていう生き物は人間とは感覚が違うみたいだ。
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー!今後色々新情報が更新するかもです……!あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです!!(●´ω`●) (2022年4月5日 8時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ