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「うふふ。全く！君って人はホントに面白いねぇ！！」
祇園くんと道端で出会った翌日。
頭痛から開放されたレンがくるくる回りながら笑っている。
正直に言う。
怖い。怪しい。
「あははっ、もう混沌の予感しかしないよ！」
ふわっ……と広がった濃紺のコートの裾を持ち上げると、「さぁて、新しい住人だって？家を掃除しなくては」とか言い出す始末。
気、狂ったのかなぁ？
事の発端は、昨日の祇園くんからの頼みをぼくが快諾してしまったことにある。
仕方がないじゃん、あんな捨てられた子犬みたいな目で頼まれたらさぁ……。
「君を買い物に出した僕の所為かもねぇ。あははっ」
と、この調子でずっと笑いっ放しだ。
何が可笑しいのか、ぼくにはサッパリだ。
「保、そーいえば君に話してなかった事が幾つかあったよ」
相変わらずくるくる、あははと云った様子でこちらに視線をやる。
「僕……指名手配犯なんだよねっ！」
次の瞬間、がたん！と大きな音を立ててドアが開く。
「手を挙げろ、藺草漣っ！さもなくb」「逃げるよ、保！」
手を急に引っ張られたかと思えば、そのまま身体が浮遊感に包まれる。
「ぎゃっ！？」
潰れた蛙みたいな声が出た。
「あははっ！愉快だねぇっ！！」
やっぱり、コイツは可笑しい。
・・・・・★・・・・・
「どーゆーことかちゃあああんと！説明してよっ！？！？」
「わかってるって！」
ここは、隣町のとあるビルの屋上。
ぼくは今、レンにこーなった理由を詰め寄っているところ。
「あのねぇ、最初に言っとくけど僕は悪くないからネ。分かった？？」
いいから話してよっ！！
「はぁ……。あのね、前話したよね。異世界のこと」
は、はぁ……。確か、『悪魔と能力者と神の世界』……だっけ？
「そそそ。んで、その三者がお互いを牽制し合ってるってことは言ってなかったよね」
初耳ですけど！？最初に言ってよ！
レンはぼくに構わず、話を続ける。
「簡単に言うとね、ニホンの三権分立みたいなモノだよ。悪魔が神を牽制し、神が能力者を牽制し、能力者が悪魔を牽制する」
な、なるほど……。ぱっと、公民の教科書の図が思い浮かぶ。
「でも、今そのパワーバランスが崩れつつあるんだよ。ある能力者の所為でね」
「それって、誰なの？？」
間髪入れずに質問する。
「君と同じ能力を持つもう一人の能力者さ」
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愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー！今後色々新情報が更新するかもです……！あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです！！(●´ω｀●) (2022年4月5日 8時) (
レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
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