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んで。

「なんでぼくが司会なの?」

翌日。

放課後の体育館にて、(鮎川くんが勝手に決めた)対決とやらが行われる……らしい。

正直言ってぼくはどうでもいい。勝手にやってろばーかって感じだ。

なのに何故こんなめんどくさい仕事をしているのだろう。ここまでくるともはやどうでもよくなった。

「で……。計算対決するんだね?鮎川くんと……ええっと」

すんごいオーラを放っている鮎川くんの隣でちょこんと座っている男の子。

「あ、影鷹(かげたか) 祇園(ぎおん)です。祇園でいいですよ」

丁寧な口調。ニコっと微笑む姿は天使。

んー確かに鮎川くんの言っていたことは間違ってはいない……。

「えーっとじゃ鮎川くん対祇園くんの計算対決でーす。はーいはじめー」

自分でもびっくりするほど気だるげな声が出た。

しかし。

眼の前の二人はとんでもない早さで白い紙を黒く染めていく。

曰く、そろばん検定の問題をひっぱってきたらしい。

桁数の多い計算……。数学弱者にはめまいがっ……。

はぁ、とため息をついたその直後。





かたんっ。







鉛筆を置く音。

「おい……。速くねーか……?」

祇園くんは、ほとんど暗算で解いたのか回答欄以外に黒い線はない。

そして、正確。すべて、あってる……。

対する鮎川くんはまだ半分ほど。それでもぼくからすれば十分超人的に速いんだけど。

え、つまり……。



「祇園くんの圧勝でぇーす」「わーやったー嬉しいですー」(棒読み)

「おいバカにしてんのかてめえら」






「ってことがあったのさ!驚きだよね!?あの鮎川くんがだよ!?!?」

「へーへーへー。ざまあ見やがれってことじゃん。やるねぇ、祇園とやら」

少し、というかめっちゃ失礼な物言い。それは、それだけ興味がないってこと。レンは興味がなくなると途端に投げやりになる。

「まぁ、別に僕としてはどっちが勝ってもどうでもいいんだけど(個人的にうれしいけどさあ)」

ん??なんか最後の方聞こえなかったけど……。まあいいか。

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設定タグ:入れ替わり , コメディ , 異世界   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー!今後色々新情報が更新するかもです……!あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです!!(●´ω`●) (2022年4月5日 8時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愨狼 | 作者ホームページ:ふめー  
作成日時:2020年11月30日 16時

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