アーカイバー 〜異世界の神さまと人間の昔話〜 【オリジナル】

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「ねぇ、聞いた？？」









「この学校に転校生が来るんだって！！！！」





・・・・・・★・・・・・・




「…え？なんて言った？？」

「だーかーらっ！！隣のB組に天才って噂の転校生が来たっつってんだよッ」

朝から例の鮎川くんに怒鳴られた。

なんかぼく、悪いことしたっけ？？

「しかも、そいつ、男女構わず超絶大人気らしいんだよッ！」

「はぁ」

「しかも、そいつ、顔面偏差値高いらしいんだよッ！！」

「はぁ」

「しかもなッ……！！！」

「要は悔しいの？」

「うるせぇっ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

なんでぼくは朝から学級委員のグチをきかされてんだろー？なんか悪いことしったっけ？？

「だからッ、なんかウゼェの！あぁ鼻っ柱折ってやりてぇ」

別に折ればいいじゃん。勝手にやりなよ。

鮎川くんに背を向けて本を読む。

「……よしっ、決めたぜ！」

「何を？？」

なんかめんどくさいことおこすつもりじゃないよな……。

嫌な予感がする。

「アイツと、直接対決を申し込むッッッッ！！！！！！」

え゛？

ちょ、直接対決ってなんの対決……？？










「決まってるだろ！俺もアイツも得意なものだ！！」

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