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な、な、な、
「なにこれえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
なんか霜柱のでっかい奴みたいなの生えたし!!
なんか土煙立ってるし!!
これは!どういう!ことなんだぁっ!?!?
「ちょっとレン!!そんなことして鮎川くんが死んじゃったら……」
「死なないよ」
「え?」
「だってアイツは、」
レンがそこまで喋ったとき。
「おいおい舐めた攻撃してくれんじゃねぇか」
傷一つない。
髪さえ乱れていない鮎川くんが、こちらへ歩いてくる。
「……よかったぁ。死なれたらヤバかったんだけど」
ええええっ!?
あんな凄いの受けてなんで元気なの!?!?!?
あたふたしているぼくをよそに、二人がギリッ、とにらみ合う。
「やっと本性出したね。隠してるつもりだった?」
「あぁ??てめぇほんっとナニモンだ??」
バチバチ、と。
物理的に火花が散る。
「「なんでお前が『保の一番の理解者』ポジション取ってるんだよおぉっ!?!?!?」」
そっちいいいいいいいいいいいいっ!?!?!?
ズギャァンドガァンバキィ★☆
うへっ、凄い大ゲンカ。
何かもう……色々とどうでもよくなってきたわ……。
・・・★・・・
「ぜーはーぜーはー……。今日はこのぐらいにしといてやるぜ……」
「はぁ、はぁ……。明日あの世送りにしてやるからな……!」
疲れ果てて攻撃をやめた二人。
いい加減にしてよぉ。主に被害こうむるのってぼくなんだからね??
「レン、あとさあ本来の目的忘れてない?」
「ほんらいのもくてき……??ああ、そうだったっ」
レンは、鮎川くんの方に向き直ると、「ええっと話っていうのはね」と切り出した。
「まぁさっきのケンカでお分かりいただけたと思うんだけど、僕もお前も能力者で。保のやつも能力者らしいんだ」
「……はぁ??」
あれ、話についてきていないっぽい。
まぁ、急な話だからね。そんなこと言われても信じられないよねぇ……。
「ああ、もう理解が遅いなぁ……」
ぐちぐちい言いながらも、事の次第を簡潔に説明してくれた。
「し、信じらんねぇ……。ってことは、今の保は中身は違う人間ってことだな??なら、その中身の方が能力者だったってオチか……」
そう、そうなるのだ。
でも今までは、普通にリア充とまでは言えないが充実した生活を送っているどこにでもいる男子中学生だったのだ。
なのに、
「「「どういうことっ!?」」」
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愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー!今後色々新情報が更新するかもです……!あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです!!(●´ω`●) (2022年4月5日 8時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
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