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「小泉琉愛のことを説明する前に、『異世界』のことを少し話さなければならないね……」
レンは、書斎にあるホワイトボードに色々と書き始めた。
「まず、異世界には結構国がたくさんあってね。大きいのが五つと小国で構成されているって感じだ」
きゅっ、きゅっ、と地図をかいていく。
すごっ。覚えてんだ……。
「シーオード皇国っていうのがこの辺にある。工業の盛んなとこだな。で、ここがアーミ連邦。軍事国家だったっけ。そんでここら辺がフォ国っていう農業大国……」
うわぁ。めっちゃムズそう。
でも、そんなぼくはお構いなしで話を進める。
「この真ん中のひときわ大きな国がアトランティス連合王国！ほらさ、アトランティス大陸って聞いたことないか？？」
アトランティス……？
そういえば一晩で消えた大陸とか言われてる都市伝説の一つ……だったような。
「そうそう。それは、当時の国王さんが国を大きくしすぎちゃってこっちの世界に出てきちゃったってことらしい。迷惑な話だよね」
はあ！？迷惑通り越して災害級だって！！
おっちょこちょいな王様もいたもんだね……。
「まぁまぁ。……そのアトランティスのとなりがラクガザ帝国。スーパー商業が盛んで一番平和な国……なんだけど」
そこで言葉を切ると、はぁ、とため息をついた。
「小泉琉愛っていうのはそこの国王の姪っ子なんだよね。ありえないと思うんだけどさぁ……」
こ、こ、こ、
「国王の姪っ子ぉっ！？！？！？」
ナニそれっ！日本でいう、皇族的な……！？
あのパリピすぎるるあがっ！？！？ありえないよ！断じてあり得ない！！
「すっごい猛否定してるけど、小泉琉愛に聞かれたらコロサレルよ？」
わ、わかってるけどっ。
っていうか、だからるあが僕と一緒だと疲れるって言ってたのかぁ。
「……ん？？」
急に、レンが呟いた。
「ちょっと待て。その方向で行くと鮎川海斗も『こちら側』の者ってことになる……」
あっ、そうかぁ……。
マサカあの鮎川くんがそんな能力者とか悪魔とかないよね……。
「さぁ？どうだろう？そっちの可能性の方が高いと思うよ。君の異変に勘付いているのだし。だとすると、おかしいことになる」
おかしいこと？？そもそも異世界自体がおかしいことだろっ。
「そーゆーこと言ってんじゃないって」と呆れたように言うと、
「君自身が何らかの力を持っている……ということだ」
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愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー！今後色々新情報が更新するかもです……！あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです！！(●´ω｀●) (2022年4月5日 8時) (
レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
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