１５ 白神保として ページ15
「えーっと。はい。ぼくは白神保なんだけど記憶喪失ですーハイ以上！」
すんごい雑な説明を一息に言って、席に着く。
斜め前の席の鮎川くんが「おい」って目で見てるが気にしない気にしない！！
「ふぇ〜？保、そんなんだったけぇ？」
ふいに、隣から高い声がした。
驚いて見ると、机に頬杖をついた女の子が興味津々、といった様子で覗いていた。
「ね、ね？なんか変じゃなぁい！？謎すぎるぅ☆」
なんか、『キャピ☆』って効果音が付きそう……。
「あ、あたしのことも覚えてないんだったよねぇ！あたしは小泉 琉愛！！よろしくぅ☆」
る……あ？？
心当たりのない名前。まあ、当たり前か。
「……うーん。なんか、保の隣だとぉ、めっちゃ疲れるんだけどぉ☆前までなかったのになぁ」
ぼそっ、とるあが呟く。
あれ……？
そういえば……。
『あぁ……。保のヤツといるとなんか疲れる……。今までこんなことなかったぜ……』
『あぁもう。お前が怒鳴るとなんか疲れるんだよ』
鮎川くんや漣も言っていたような。
るあも僕と一緒にいるだけで疲れるんだ……。
単純にキャラの変わってしまったクラスメイトと関わるから疲れているのか？
でも、そうだとすると漣は？？かみ合わなくなる……。
一体、どういうことなんだろう？？
・・・★・・・
「こいずみ……るあ……？」
疑っているかのような声。
「それ、本当？」
豪華なシャンデリアで反射した光がガラスのテーブルにぼくたちの顔を映している。
漣は、少し驚いたようにぼくを見ていた。
学校で、こんな不思議なことがあったよ！ってジゴホーコク？をしたところ、異様な反応を示した。
「なに？もしかして知り合い……とか！？でもそんなわけないよね〜！だって漣はアレだｓ」「ある」
へ！？！？！？！？！？！？！？
ばしっ、と顔面にボールがぶつかったかのような衝撃。
「そんなわけあるんだよ。……もしかしたら、同姓同名かもしれないけど」
最後の方、か・な・り自信なさげだよ……？
すると、「煩いな。自信なくて当然だろ。お前の言う小泉琉愛に会ったことないんだから」とちょっと睨んできた。
拗ねてんのか知らないけど、るあについてわかることって見た目ぐらい……。
「へぇ？どんな奴だった？？」
「えっと……。こげ茶色の髪で、長さは肩甲骨ぐらい。あと、カチューシャしてたよ。黄緑っぽい色の！」
「……うん」
すんごい微妙な顔で頷かれても困るよ！？
「あ、あのさ。そいつ……」
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愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» そんな感じですー！今後色々新情報が更新するかもです……！あ、でも「二人の死神」の方はi7Dadalaさんの好きな感じで書いていただいて全然OKです！！(●´ω｀●) (2022年4月5日 8時) (
レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 二人の死神を読んでくださり、ありがとうございます。26話→なるほど。悪魔をグーとするなら、神はチョキ、能力者はパーですネ。 (2022年4月4日 19時) (レス) @page27 id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» ありがとうございます!見に行きますー (2022年4月4日 16時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
i7Dada1a(プロフ) - 書きました。タイトルは「二人の死神」です。 (2022年4月4日 15時) (レス) id: 8b625a5a7f (このIDを非表示/違反報告)
愨狼(プロフ) - i7Dada1aさん» いいですよー(≧∇≦)bi7Dadalaさんの死神さんも知りたいです! (2022年4月4日 9時) (レス) id: d53f4adb47 (このIDを非表示/違反報告)
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