私が乱藤四郎役でらぶフェスに出る件について

アザミさんのバカ！ ページ23

稽古の後、峻也くんから
「稽古場近くの駅前に集合ね！」と言われたので来てみたら、既に可愛らしい人が二人とそれを微笑ましく見守る方が二人。
恐る恐る近寄ると、気づいたのか峻也くんが大きく手を振ってきた。
それはもう腕がちぎれそうなくらい

A「すみません、お待たせしました…！」
大平「大丈夫！さっき来たとこ！」
高野「こんばんは〜(*¨*)
今日の稽古もお疲れさまです！」
三浦「わっ、そのワンピース！」
A「えっ？」
三浦「すっごく可愛いですね！」

天使…！！
天使がいる…！！

A「あ、ありがとう、ございます…！」
崎山「Aちゃん。」
A「はっ、はい！！」

急に名前呼ばれたから声、裏返った〜！！

崎山「えっと、初対面の人は苦手って言ってたから…
今、こうやって会話するの平気かなって」
A「あ、えっと…
何時間かとか、何日か過ごせば慣れる、みたいです」
崎山「それなら良かった」

そう言って微笑む崎山さん。
この方も天使…！
あ、ちなみに、みたいですと言うのは
アザミさん調べだからなのです！

大平「さ、外で立ち話もなんだからいこ！
みんな待ってるからさ！」
高野「行こ行こー！」
三浦「お腹空いた〜」
崎山「僕も〜」

私も皆さんについていこうとした時、カバンの中に入れたスマホが着信を告げる。
誰かと思ってみると、【アザミさん】の文字

A「もしもし」
アザミ「あ、A！？
ごめん！急に仕事入っちゃって、ご飯行けない！」
A「えぇっ！？」

急に私が大きな声を出した為、皆さんがどうしたの？と言った表情で近くまで寄ってきた。

アザミ「本当にごめん！
でも、Aなら何とか打ち解けるよ！
頑張って！！」
A「えっ！？
あ、ちょっと！もしもし！？」

切られた…！！
アザミさんのバカ！！

大平「大丈夫？何かあった？」
A「アザミさん、来れなくなったみたいで…」
三浦「え！大丈夫じゃないですよね、それ！」
A「でも、ここまで来たので行きます…」
崎山「あんまり無理しないでね？
何かあったら助けてくれそうな人のところに行くんだよ？」
A「はい…。」

これからどうなるのか…
わからなくなってきました…

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