シルシ ページ38
「障子緑谷…と常闇！？」
障子の複製椀の口が開く
「早く光を！常闇が暴走した！」
そこで初めてこの黒いのは常闇の個性の黒影だと分かる
黒影は今までとは比にならないレベルで暴れていた
黒影は見境なしに襲い掛かる
「見境なしか
っし 炎を」
「待てアホ」
倒れていた敵が口からナイフのような物を出して立ち上がった
「その子達の断面を見るのは僕だぁ！横取りするなああ！」
だがそれも容易く黒影に敗れた
「強請ルナ三下！！」
黒影が猛スピードで駆け抜けていく
「ｱ"ｱ"ｱ"暴れ足リンゾォｱ"ｱ"ｱ"！」
爆発音が響き当たりが少し明るくなる
爆豪の爆破と焦凍の炎だ
「てめぇと俺の相性が残念だぜ…」
常闇が膝を着く
「…？すまん助かった」
「障子くんの索敵能力がある！
そして轟くんの氷結…
更に常闇くんさえ良いなら
え待って出久何言ってるのか分かんないな←
皆は僕と爆豪を取り囲むようになる
「このメンツなら正直…オールマイトだって怖くないんじゃないかな…！｣
「何だこいつら！！」
「お前中央歩け」
「俺を守るんじゃねぇクソ共！」
爆豪を徹底的にシカト←
「あ、そうだ」
焦凍が皆が見てないタイミングで近付いてきた
軽々円場を持ちあげた
そして僕の肩に顔を填めた
「ちょっ？！焦凍？！」
「俺はお前のもんだ。
だからお前は俺が守るし俺が助ける。
良いな」
綺麗な瞳が僕を見つめる
僕は顔が赤いのを感じながらも頷いた
「よし、いい子だ。」
次の瞬間
ガリ、と首筋に痛みが走った
「〜〜！？」
声にならない声とはこの声だろう
「な、何したの」
少し涙目になる
「んー…俺のもんっつー印かな」
焦凍は悪戯っ子のように笑い前の方へと走った
正直、狙われていると聞いてから尋常ではない恐ろしさが頭の中を占拠している
だけど
何があっても、焦凍が守ってくれる
そう信じているから
僕は施設へと足を進めた
＿＿はずだった
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月1日 18時) (
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作者名：月亜 | 作成日時：2019年5月1日 18時
