バレた ページ31
ピンポーン
呼び鈴が鳴り慌てて外に出る
「いってきまーす」
父さんに挨拶済ませてドアに手をかけた
ドアの前には僕の愛しい人
「おはよう焦凍」
恋人になってから初めての雄英だ
駅までの道を今まで通り他愛のない話をしながら歩く
焦凍は頷いてくれたりたまに関係ある話を持ち出してくる
急に焦凍が僕の手を引っ張った
すぐ横をトラックが走り去る
「ここ歩道ないんだから気を付けろよ」
ほっとした声色で僕の手を握る焦凍
「えっ、あ、ごめん」
握られた手が段々と熱を帯びていく
そのまま駅へと向かう
手は握られたままだった
ギリギリ電車に乗り込む
満員で手を繋いでないと離されそうだった
急に焦凍との距離が一気に近くなった
「ぉ？」
「こうしときゃ離れないだろ」
今の状態は僕が焦凍の胸板に頭を押し付けてる感じ
「ありがとう……」
正直めっちゃはずい
そんな状態で何分か過ごした
生き地獄だよ←
降りるがまだ手を繋いでいた
開き直って繋いだ手をブラブラさせながら歩く
「よー！轟と小桜…え？」
会ったのは上鳴
上鳴の視線は僕らの手に注目している
「あっ！これは…焦凍が僕がフラフラしてて危ないからって…！」
正直に付き合ってると言えばいいがそれも恥ずかしい
「それだけじゃねぇ
俺とA付き合い始めた」
「はっ？！！」
上鳴が更にあほ面になる
そして頭の整理が着いたのかはっとした顔をして
み、皆に伝えなきゃ！と叫びながら全速力で走っていった
「どうして簡単にばらすかなぁ」
ため息がでる
「いつかバレるし」
なんでもない顔で颯爽と僕の手を引っ張っていく
この後A組の人達から質問攻めにされたのは言うまでもない
峰田は変な質問してきたのでぶっ飛ばした
質問は皆さんのご想像で！←
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月1日 18時) (
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作者名：月亜 | 作成日時：2019年5月1日 18時
