個性メドューサ少女Ⅱ【轟焦凍】 (ページ27)

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ノートの切れ端ページ27

赤点は上鳴、砂藤、芦戸、切島、瀬呂の5人だった

よって、

林間合宿は全員行きます

はい、また先生の好きな合理的虚偽って奴ですね

合理的虚偽大好きですね先生ボクは大嫌いです

まぁそのあとの授業は珍しく真面目に受けてたんだよね嬉しくて

そしたらこつ、て何かが飛んできた
ノートの切れ端だった

何かな、って広げるとまず
轟焦凍の字が飛び込んで来た

『明日の夕方、話したい事がある。時間空けといてくれねぇか』

ちら、と焦凍の方を見ると前を向いて普通に授業を受けていた
僕はノートの端を切ってシャーペンを走らせた

『多分大丈夫。どこで話す？』

折り畳んで焦凍の机に投げる
無事に着陸したそれは焦凍の手によって空けられた

『サイダー飲んだ公園でいいか』

また来る
ボクは焦凍に向かってぐっとサインを送った
上鳴みたいな

焦凍は分かったようにふっ、と笑ってまた前を向いた
何の話だろうな

明日の予定は皆でショッピングモールいってそこから焦凍と話す事にした
楽しみだ