個性メドューサ少女Ⅱ【轟焦凍】 (ページ16)

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コードネームページ16

「うん、約束」
焦凍の震えが収まるまで一緒に居た
収まってから
家まで送って貰った
「焦凍また明日ね」
「あぁまたな」
イケメン風に手を振って別れた

「今日の"ヒーロー情報学"ちょっと特別だぞ」
次の日包帯が取れた相澤先生が目の下を掻きながら言った
テストとかは辞めて欲しいなぁ

「「コードネーム」ヒーロー名の考案だ」

「「胸膨らむヤツきたああああ！」」
騒がしくなるが相澤先生の一言で静まる
「というのも先日話したプロからのドラフト指名に関係してくる」

指名の結果
僕は896票だった

「流石焦凍ー！」
隣の焦凍に話しかける
「殆ど親の話題だろ」
エンデさんだもんね…

「まぁ仮ではあるが適当なもんは…」
「付けたら地獄見ちゃうよ！」

ミッドナイトが無駄にセクシーなポーズ取りながら入ってきた

15分後
「出来た人から発表してね！」
「え、まじか」
勇気が居るなぁ

まず青山
輝きヒーロー
"I can not stop twinkling"
「呼びづら…」

次は三奈
エイリアンクイーン
却下されてた

梅雨ちゃん
フロッピーだってかぁいい！

「んじゃ俺！烈怒頼推斗！」
「紅(クリムゾン)…？」
切島は紅頼雄斗を目指しているそうだ

そっから色んなヒーロー名が出てくる

焦凍が発表する

「焦凍」
ボードにはショートの文字
名前かぁ…あ、何か思い付いたかも

「思ってたよりずっとスムーズ！残ってるのは再考の爆豪くんと飯田くん、そして緑谷くんと小桜さんね」
「あ、僕思い付きました！」
思いっきり立ち上がって前に行く

「カゲロウヒーロー
コノネ！！」

「コノネ…？」

皆はてなマークを浮かべている

「これは父さんと母さんの名前を貰ったんです」
「お父さんとお母さんの名前は？」

「えーとヒーローでも本名でも無いんですけど！何か別称みたいな？
コノハ、とエネです」

「えっ？！」
出久が立ち上がる
「人造ヒーローコノハとその相棒のエネ？！何で！」

「え？父さんはヒーローじゃないよ？」
「いや、引っ掛かってたんだ！Aちゃんの体育祭で見せたあの覚醒姿…あれ、そのコノハにそっくりなんだ！」
出久の目がキラキラと輝いている
「あ、あの！良かったら2人のサイン貰っていい…かなぁ」
グッ…そんな目で見られたら……

「いいよ！…だけどエネのは貰えない…いないから」
そこで皆がはっとし顔をする
「そっかエネがお母さん…だとしたら……ごめん、知ってた筈なのに」
「いいって！気にしないでよ！」
本当に気にしてないし

(文字数)