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「Aの事が好きだ
笑顔とか性格とか…全部に惹かれてた
泡瀬と重ねてたって構わないから…それでもいいから
いつか絶対、お前の気持ち俺の物にしてみせるから
俺と付き合ってください」
「＿＿はい、よろしくお願いします…っ！」
強く強く抱き締められた
泣きたくないのに涙が勝手に目から溢れだした
「A…ごめんな、お前の気持ち全部分かってた
だけど…近付くのを、触れるのを辞められなかった」
「もう辞めよ？ほら、私達付き合う事になったんだよ
結果が良ければ全て良しだよ、焦凍」
「そう、だな…なぁA、好きだ」
焦凍の顔が近くにある
それだけで心臓がどくどくとうるさいのに「好きだ」なんて言われたら…
「わ…たしも焦凍の事…好きだよ」
目も合わせられないし上手く言葉が発せられない
顔が熱い…
「…A、可愛い…本当に好きだ…やばい、いくら伝えても足りねぇ…」
頬を焦凍に掴まれ上を向かされた
更に顔が近くなって思わず目をそらす
「A、こっち見て」
力強い声に導かれるみたいに自然に焦凍を向いた
＿チュッ
唇と唇が触れ合う音が異常な程静まり返っている居間に響いた
焦凍と今、人生初のキスをした
「A…愛してる」
何回も何回も、角度を変えてキスをされた
初めてなのにこんなにキスされて心臓がうるさい
焦凍にも聞こえるぐらい心臓の音がなっている
「ずっと…Aとこうなりたいって思ってた
初めてのキスはAとしたいって」
初めて？焦凍も…
なのになんでこんなに上手いんだろう
才能かな…？
「焦凍、大好き」
ねぇ焦凍、今になって気付けた
私ずっとずっと…貴方の事しか見えていなかったの
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くちく - いい話だ〜素晴らしかったですありがとうございました！ (2020年8月18日 14時) (
レス) id: 02e326f744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月亜 | 作成日時：2019年12月19日 18時
