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今日も無事に一日が終わり制服のままベットにダイブする
焦凍に勉強教えて貰いに行こうかな…
なんて考えているとドアをノックする音が聞こえた
焦凍かな？とドアを開ける
「A、今大丈夫？」
そこには焦凍ではなく響香が居た
「う、うん」
急にどうしたんだろうと部屋の中に案内した
「ウチ、アンタに聞きたい事があったの」
響香の目が私を見つめた
「アンタ泡瀬の事好きでしょ」
呼吸が少し浅くなる
心臓がキュッと締め付けられるよう感覚に襲われた
「ち、違…」
「嘘でしょ
じゃなきゃ…そんな辛そうな表情浮かべる訳ない」
響香の鋭い目に見つめられ体が自然と硬直した
何で？
私、隠し通そうとしたのに
百には、友達にはバレないようにって…
「泡瀬とヤオモモが付き合い始めた次の日に髪を切った」
「そ、それは」
「ねぇもう辞めにしよ？
アンタ、辛いんでしょ
親友と幼馴染が付き合い初めて…自分は報われなくて」
泣きそうな私を響香が優しく包み込むように抱き締めた
「1人で抱え込まなくていいんだよ
辛かったね、よく頑張った
ヤオモモの相談に乗ってたんだってね
…本当Aはお人好しって言うか友達思いっていうか…
もっと自分の事を大切に思っていいんだよ」
ボロボロと情けなく泣け始める
あの日の教室のように
焦凍と同じように響香は私を抱きしめて
私は響香に頼りきって泣いた
＿「失恋したのと轟と仲良くなったのって何か関係あるの？」
一頻り泣いた後響香が改まって聞いてきた
「…焦凍、洋雪の相談に乗ってたんだって
隣の席でちょうどいい関係だからって…それ関係かな」
「おーなるほどね
轟、失恋の傷癒してくれる人物にはちょうどいいんじゃない？」
忘れさせてくれるっていうのはそういう事なのかな
きっとそうなんだろう
「んで？言ってみ？誰にも言わないからさ…轟の事どう思ってんの？」
やっぱり来ると思った
響香の顔はニヤニヤと意地悪に笑っていた
「…洋雪」
響香の顔がキョトンとしたのがはっきりと分かる
「私は…優しい焦凍と洋雪を重ねて接してる
…ただの最低野郎なんだよ」
折角優しく接してくれてるのに
「もう、分かんない
嫌だ…こんな最低なのに優しくしてくれる焦凍が…
恋愛なんてもうしたくない…
こんなに辛いなら人を好きになる事なんてしたくなかった…！！」
誰に向けて言ったかもわからないその言葉
響香は黙って私を抱きしめてくれていた
…嘘、ごめんなさい
嫌だなんて思ってないから
側にいて
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くちく - いい話だ〜素晴らしかったですありがとうございました！ (2020年8月18日 14時) (
レス) id: 02e326f744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月亜 | 作成日時：2019年12月19日 18時
