3話「爆豪の想い」 ページ4
「もう来てんじゃん！早く行ってきな！」
中庭についた時には女の子が周りを見渡しながら立っていた
制服的に…経営科かな
とてつもない美少女
私とは似ても付かない可愛らしいお顔をしてる
サラサラの黒髪ロングで…羨ましい
その言葉が出てきた
轟はノロノロと女の子の前に出ていった
女の子はパッと顔を嬉しそうにした
心がズキズキと傷んだ
女の子は可愛い
轟もイケメン
付き合ったら…お似合いだろうな
「テメェそこで何してんだ覗きか」
聞き覚えのある声にパッと顔を向けた
「…おーかっちゃんじゃん」
同じクラスの爆豪勝己だった
「かっちゃん言うなや…半分野郎のストーカーかよ」
「違うわ轟を待ってんだよ…爆豪は何しにここに？」
「飲み物買いに来たんだよ。分かったらどけ」
自動販売機はちょうど轟の後ろにある
「ダメに決まってんじゃん！今女の子が轟に告白しようとしてるの。邪魔だよ」
爆豪の腕を掴んで引き戻す
「…テメェ
それでいいのかよ」
ガンッと壁を殴る音が耳の近くで聞こえた
爆豪が私のすぐ傍の壁を殴り壁ドン状態になっているのだ
「それでいいって？」
「自分に嘘つくのが得意でも、俺らに嘘つくのは下手だなお前」
爆豪が呆れたように距離を縮めてくる
逃げようとしても後ろが壁なので逃げられない
「意味分かんな…」
「轟の事が好きなんだろ。お前」
爆豪が私の目を真っ直ぐ見つめる物だから逸らそうとする
「目ェ逸らすなや」
片手で顔を無理やり爆豪の方に向かされる
「んで、どうなんだよ」
「…好き、って言ったらどうするの」
爆豪は少し考えまた口を開いた
「俺は…お前が
青龍の事が好きだ
恋愛的に…出会った時から一目惚れだった」
爆豪の頬はほんのり紅く染まっていた
確り目を合わせ言う様子は「嘘だ」と否定できなかった
「…お前は轟の事が好き
俺はお前の事が好き
…失恋確定、だろ
どうせ轟も青龍の事が好きなんだから
告白してこいよ」
「な、に言って…」
「そのまんまだわ馬鹿」
また距離が近付く
「もう一度聞くけど
それでいいんかよ
多分アイツは今の告白を断る
んで、お前がずっとウジウジしてたら…きっといつかお前は後悔する事になる
アイツは面が無駄に良いから女なんて選び放題だ」
爆豪の言いたい事が何だか分かってしまう
爆豪は辛そうな顔をした
「今日中に告ってこいよ
どうせ成功すんだからよ」
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月亜(プロフ) - Fantomu∞Rosarioさん» コメントありがとうございます！更新頑張りますね…！！ (2019年10月21日 17時) (
レス) id: 38a0960158 (このIDを非表示/違反報告)
Fantomu∞Rosario - 月亜さんこんばんはFantomu∞Rosarioです！！先程此方の作品を読ませて頂いたところヒロインと焦凍君は幼馴染ですがどんなラブコメになるのか楽しみです♪ヽ(´▽｀)/今後の内容をお待ちしてます(^_^)v (2019年10月20日 23時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月亜 | 作成日時：2019年10月17日 18時
