笑顔を84つ ページ37
「緑谷が飯田！？一緒にいる事多いよねぇ！」
「チャウワチャウワ」
自分に"個性"を発動してしまったらしくチャウワといいながらお茶子が浮いた
「誰ー？！どっち！？誰なのー！？」
「ゲロっちまいな？」
「自白しちまえ」
キャー、と談話室が煩くなった
「違うよ本当に！私そういうの本当…分からんし…」
「無理に詮索するのは良くないわ」
「ええそれより明日も早いですしもうオヤスミしましょう」
梅雨ちゃんとヤオモモが皆を宥め始める
「ええー！やだもっと聞きたいー！なんでもない話でも強引に恋愛に結び付けたいー！」
三奈の心の叫びに私は頷く
「っていうか！Aはどうなの？！轟と！！」
「え！？急に私に振るの？！」
「最近めっちゃ仲良いよね？！」
女子達の視線が一気にこっちに向いた
オヤスミしようよ…
「……一応…つきあって…る」
「え？」
「私、焦凍と付き合ってる」
「…え？」
「「ええぇぇ？！！」」
「マジか？！やっとか！！」
「いつ頃から！？」
「攫われた次の日」
「ひぇー！轟もやるなぁ！」
騒がしくなる女子に私は「でも！」と少し声を張る
「恋人っぽい事とか全然出来てないの…」
「あー…それは辛い…」
「キスは？」
「キスはした…」
女子の顔が赤くなる
赤くなりたいのはこっちだよ
「でもそれっきりだし…っ！もっと焦凍と恋人になりたい…っ」
「あーA可愛いっ！こんな可愛い彼女ほおってなにしてんの轟ー！」
「轟くーん！Aちゃんがー！」
「ちょっ皆辞めて？！」
今焦凍お風呂だから聞こえちゃうって
「Aがどうした」
「ほら来たァァ！」
水を髪に滴らせながら焦凍は私のソファの後ろに立っていた
「Aが轟ともっと恋人っぽくなりたいってさ」
「ちょっと響香？！」
何言っちゃってんの
恥ずかしくて死ねるんだけど
「…そうか…悪ぃ。俺…」
「焦凍が気に病む事ないって！私が勝手にそういう事言ってるだ…け…んっ」
唇に触れる感覚と女子の悲鳴
「好きだ、A」
よく通って、かっこよくていつの間にか低くなった大好きな声が耳元で囁かれた
「悪ぃな、いつも我慢ばっかりさせて。でもお前が好きなのは間違いねぇ」
ぽふ、と優しく焦凍は私の頭を撫でた
「おやすみ」
「…お…休み……」
優しく笑って焦凍がエレベーターに消えていった
「えっAちゃんと轟くん付き合っとったん？！」
「聞いてなかったの？！付き合ってるんだって！」
「マジ？！」
…暫くオヤスミ出来そうにないです
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月亜(プロフ) - あるじゃんさん» 話数がギリギリだったので無理やり終わらせたんです(小声)ですが番外編なども考えていたのでこれからの雄英生活も書いていこうと思います！コメントありがとうございました (2020年4月13日 8時) (
レス) id: 6aa5747d2c (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - 終わり.....っぽいですかね....?すごく面白かったです！まだまだ原作沿いで轟くんとの雄英生活を見ていきたいです！頑張ってください！ (2020年4月13日 3時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とても面白いです！これからも頑張ってください (2020年3月26日 16時) (レス) id: fdffda99bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月亜 | 作成日時：2020年3月13日 11時
