笑顔を72つ ページ25
『攫われた爆豪くん、氷宮さんについても同じことが言えますか？』
私達の名前が出てきて、少し画面に顔を向けた
『爆豪くんは体育祭優勝、ヘドロ事件では強力な敵に単身抵抗を続け経歴こそタフなヒーロー性を感じさせますが反面決勝で見せた粗暴さや表彰式に至るまでの態度など精神面の不安定さも散見されています』
爆豪の事…何も分かってない癖に偉そうに…
『氷宮さんは体育祭は3位でしたが…最初から最後まで表情が変わらず終わってしまった。まるで感情が根こそぎ無いような…それでいてあの爆豪くんをあそこまで追い詰める暴虐性に、No.9ヒーロー、フロストの娘。もしそこに目を付けた上での拉致だとしたら？』
え、待って。私世の中じゃそんな風には思われてたの？
それなら焦凍だって変わってないじゃん…あーでも苦しそうな表情はしてたもんね
その点私は…
その時、相澤先生が頭を下げた
『行動については私の不徳の致す所です
ただ…体育祭のそれらは彼の理想の強さに起因しています
誰よりもトップヒーローを追い求め…もがいている
氷宮についても同じ事です。アイツにはちゃんと感情がある。父親みたいなヒーローになるという理想と夢を持っている。仲間の事をとても大切に思える心がある。あれを見て隙と捉えたのなら敵は浅はかであると私は考えております』
「相澤先生…」
先生がそんな細かい所まで見ててくれたなんて思いもしなかった
思わず涙が零れそうになって必死に食い止める
『我々も手を拱いている訳ではありません
現在警察と共に調査を進めております
我が校の生徒は必ず取り戻します』
「ハッ、言ってくれるな雄英も先生も…そういうこったクソカス連合！」
「言っとくけど、私らまだ戦闘許可解けてないよ」
座っていた椅子を蹴飛ばして爆豪の隣に並ぶ
「自分の立場…よく分かってるわね…！小賢しい子！」
「刺しましょう！」
トガヒミコが物騒な事を笑顔で言う
そういう所は敵なんだという事がよく分かった
その時、死柄木弔がこちらを睨んだ
殺気と言うものを産まれて始めて感じた
それは爆豪も同じようで動きと威勢が止まった
「手を出すなよ…お前ら…コイツらは…大切なコマだ
出来れば少し耳を傾けて欲しかったな…君らとは分かり合えると思ってた…」
「ねぇわ」
「ある訳ないじゃん」
攫われてるのに驚く程冷静な私と爆豪に自分が1番驚いている。
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月亜(プロフ) - あるじゃんさん» 話数がギリギリだったので無理やり終わらせたんです(小声)ですが番外編なども考えていたのでこれからの雄英生活も書いていこうと思います！コメントありがとうございました (2020年4月13日 8時) (
レス) id: 6aa5747d2c (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - 終わり.....っぽいですかね....?すごく面白かったです！まだまだ原作沿いで轟くんとの雄英生活を見ていきたいです！頑張ってください！ (2020年4月13日 3時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とても面白いです！これからも頑張ってください (2020年3月26日 16時) (レス) id: fdffda99bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月亜 | 作成日時：2020年3月13日 11時
