笑顔を67つ ページ20
「皆行って！良い？！決して戦闘はしない事！委員長引率！」
マンダレイが叫び飯田が皆を引き連れて行こうとする
「…嫌だ…」
「何を言ってるんだ氷宮くん！」
「ダメだよ…！…まだ中に…焦凍も…皆もいる…行かなきゃ…！…焦凍を助けなきゃ！」
「氷宮くん！！」
飯田の制止の声を振り払い、私は森の中に駆け込んだ
私が行って何になる？邪魔になるだけ？…ううん、戦うんじゃない
攻撃手段が少ない人達の為に私が"個性"を使って逃げ出すのを手伝うだけ…！
「焦凍ー！」
何となく進んで行ったその先に焦凍と爆豪が居た
焦凍は誰かを背負っている
その前には気持ちの悪い敵がいた
「Aっ？！ここは危ねぇ！」
「…っ！焦凍、その人貸して！それじゃあ逃げられないでしょ」
「何言ってんだよお前！お前が怪我するだろ！お前が怪我するなら俺がする！」
「大丈夫だから…！」
言い合いながら気持ちの悪い敵から逃げていると急に頭の中に声が響いた
『A組B組総員…戦闘を許可する！』
戦闘許可…！
それなら尚更あの人おぶろう
『敵の狙いの1つ判明＿！生徒の「かっちゃん」と「氷宮Aちゃん！」
2人はなるべく戦闘を避けて！単独では動かない事！分かった？！』
「A？！くそ…っ
不用意に突っ込むんじゃねぇ
聞こえてたか！？お前ら狙われてるってよ」
突っ込もうとしていた爆豪に焦凍が氷壁で塞いだ
「かっちゃかっちゃうるっせんだよ頭ん中でえ…くそデクが何かしたなオイ」
「とりあえずお前らは逃げろ！俺に構うな」
「じゃあせめてその人私が担ぐよ」
「ダメだ！逃げてる途中で敵に見つかったらコイツ諸共攫われるかもしれねぇぞ！」
焦凍が私の背中を押した
「絶対捕まんじゃねぇぞ！俺、まだお前に伝えたい事があるんだからな？！」
「…うん、ごめんね…っ！爆豪！行こう！」
「うるせぇ！！行きたきゃ先に行っとけよ腰抜けがァ！」
「腰抜けでもいいよ！早く行こう！」
「うぜぇ！行け！俺が攫われるように見えんのか！」
爆豪は私な向かって爆風を飛ばしてきた
ふわ、と体が浮き上がって遠くまで飛んだ
ここまで来たらもう2人のところには戻れない
唇を噛み締めて私は走り出す
「みーつけた」
低い、どこかで聞いた事のある声が耳元でした
反射的に振り返り氷壁で身を守るも氷が溶ける
「は…っ」
「初めまして。氷宮A」
ツギハギ皮膚の男が手に炎を宿して私の目の前に立っていた
想像していた最悪が今まさに起こってしまった。
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月亜(プロフ) - あるじゃんさん» 話数がギリギリだったので無理やり終わらせたんです(小声)ですが番外編なども考えていたのでこれからの雄英生活も書いていこうと思います！コメントありがとうございました (2020年4月13日 8時) (
レス) id: 6aa5747d2c (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - 終わり.....っぽいですかね....?すごく面白かったです！まだまだ原作沿いで轟くんとの雄英生活を見ていきたいです！頑張ってください！ (2020年4月13日 3時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とても面白いです！これからも頑張ってください (2020年3月26日 16時) (レス) id: fdffda99bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月亜 | 作成日時：2020年3月13日 11時
