笑顔を61つ ページ14
「緑谷！？大丈夫かよ！？」
麗日の通報によりショッピングモールは一時的に閉鎖
緑谷はその日のうちに警察署へ連れられ事情聴取を受けた
「…怖いね」
「うん…見つからないんだってね」
女子達の顔に不安の色が滲む
「おーい！女子〜送ってこうか？」
切島がそんな私達に気を使ってくれたのか聞いてくる
女子達は顔を見合せどうしようかと思いあぐねた
「遠慮すんなって！送ってってやるから！」
その一言に押され、集団下校する事にした
私は同じ静岡の常闇、耳郎と一緒に帰ることになった
「…ありがとね常闇、耳郎。また明日」
「うん、またね」
2人に手を振って懐かしく感じる家に入った
「A！大丈夫か？！」
「えっ龍青兄ちゃんなんで知ってんの？！」
家に入った瞬間飛び出してきたのは私の実の兄である氷宮
「そのショッピングモールに友達がいて！お前の妹の友達らしい人が敵に襲われたって聞いて！」
悲鳴を上げながら私を抱きしめる兄はシスコン以外なんて呼べよう
「私は無傷だし遭遇もしてないよ。緑谷…襲われた奴も無傷だから平気」
「良かった…心配で夏にも電話したよ」
「なんで？」
兄は夏兄と同い歳で仲がよく、小中高大と同じ学校
大学は細かくいえば学科とかが違うらしいけどよく知らない
「兄ちゃん、そろそろ離してくれる？」
「あ、ワリ」
シスコンでも心配してくれる人がいるってのは幸せなのかもな
＿＿＿＿
「…とまぁそんな事があって敵の動きを警戒し例年使わせて頂いている合宿先を急遽キャンセル
行先は当日まで明かさない運びとなった」
「えー！もう親に行っちゃってるよ！」
混乱の声が飛び交う中、爆豪が緑谷に声をかけた
「てめぇ骨折してでも殺しとけよ」
それに葉隠が反論した
「ちょっと爆豪くん。緑谷くんがどんな状況だったか聞いてなかった？！
そもそも公共の場で"個性"は原則禁止だし」
「知るかとりあえず骨が折れろ」
「かっちゃん……」
爆豪はただ緑谷が骨折して欲しかっただけらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月亜(プロフ) - あるじゃんさん» 話数がギリギリだったので無理やり終わらせたんです(小声)ですが番外編なども考えていたのでこれからの雄英生活も書いていこうと思います！コメントありがとうございました (2020年4月13日 8時) (
レス) id: 6aa5747d2c (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - 終わり.....っぽいですかね....?すごく面白かったです！まだまだ原作沿いで轟くんとの雄英生活を見ていきたいです！頑張ってください！ (2020年4月13日 3時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とても面白いです！これからも頑張ってください (2020年3月26日 16時) (レス) id: fdffda99bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月亜 | 作成日時：2020年3月13日 11時
