私の彼氏はジニョンさん。

YOU ページ17

YOU *side*


ずっと話さなければと思ってた。


ジニョンおっぱのことだから、いつかお母さんに会いたいと言うだろう。


その時までに。



いや、そんなことは関係なく、お母さんのことを言いたかった、、、。


おっぱだから。




おっぱに話した後、お母さんを思い出して少し泣きそうになる。


でも、悲しい雰囲気にしたくなくて、ぐっとこらえる。


JN「A、僕の前では我慢しないで。

泣いたっていい。わがまま言ったっていい。

怒るのはちょっと嫌だけど、Aなら怒ってもいいよ。

だから、我慢しないで。泣いていいんだよ。

Aは、頑張った。」



抱きしめながら言ってくれた言葉は、今のわたしの涙腺を崩壊させるには十分すぎて、


お母さんが亡くなった時も、
お葬式やお通夜の時も、

枯れたみたいに出なかった涙が、簡単に落ちていく。



《泣いていいんだよー

ーAは、頑張った。》


ジニョンおっぱの言葉が脳内にこだまする。



なんて優しくて、あったかい言葉なんだろう。


誰かに、言われたかったのかもしれない。



《泣いていいんだよ。》

《Aは、頑張った。》



そう言われたかったのかもしれない。


頂上付近に近づいてきたのが、ジニョンおっぱの肩越しに見える。



ジニョンおっぱに、お返しをしたくて


頂上に来た時に、わたしからキスをした。


おっぱはびっくりしてたけど、

唇が離れるとわたしの頭を撫でて


優しく微笑んだ。


私の彼氏がジニョンおっぱでよかった…。

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