JINYOUNG ページ16
JINYOUNG *side*
Aが突然泣き出して、慌ててると、
Aはゆっくりと話し出した。
「あのね、ジニョンおっぱに言ってなかったことがあるの…」
これ、別れ話とかじゃないよね??
すごく不安に思いながらも「うん、何?」なんて余裕ぶってる僕。
「おっぱさ、わたしのお母さんに会ったことないでしょ?
ほら、一人暮らしだし。わたし。
お母さんね、あそこにいるの。」
そう言って空を指差すA。
え?
あそこって…
つまり…
「わたしが15歳…
中3の時にね、死んじゃったんだ。
末期の肺癌だったの。
見つかった時にはもう、手遅れで…
お母さんが亡くなる3日前にね、お母さんと観覧車に乗ったの。
お母さん、遊園地が好きで、、、
中でも観覧車が、すごい好きで、、
お母さんと最後に乗ったのが観覧車だったの。
それで病院に帰って、最後にお母さんと見た景色がね、、
すごい霞んだ夕陽で、、、
お母さん、そんな霞んだ夕陽見て、
全然綺麗じゃないのに、
《綺麗だね》《こんなに幸せな日はAが生まれて以来だよ》って、、
ずっとそんなこと言ってて、
なんで、こんな時まで、、こんな、霞んだ夕陽なんだって
わたしが、わたしが、
もっと早く知ってたら、
もっと早く治療を受けさせてあげてたら
もっといい思いさせてあげられたのにって、、
癌だって治ってたかもしれないって、、
その3日後の早朝に、お母さんはあそこに行っちゃったの。
お父さんがいるから、寂しくはなかったけど。
あ、今はお父さんとも離れて暮らしてるけど…(苦笑)」
はは、わたしの話おしまい!なんて笑うA。
その目には薄っすら涙が浮かんでて、
抱きしめずにはいられなかった。
JN「A、僕の前では我慢しないで。
泣いたっていい。わがまま言ったっていい。
怒るのはちょっと嫌だけど、Aなら怒ってもいいよ。
だから、我慢しないで。泣いていいんだよ。
Aは、頑張った。」
きっとAは、お母さんが亡くなった時も涙を流さなかったんじゃないかな。
責任感が強いAのことだから、自分を責めたんじゃないかな。
そんなAも好きだけど、
僕の前では我慢なんてさせたくない。
させない。
僕がこの小さくてか弱い子を守るんだ。
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おんゆい(プロフ) - みかんさん» 作者です♪シヌゥペン(まさかの)のジニョンdr期です(笑)リクエストありがとうございます^ ^!頑張ります…(笑)今書いてる中に盛り込めれば盛り込みますね! (2014年8月18日 2時) (レス) id: 22cac2983b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - はじめまして。私、サンドゥルぺんです。 ジニョンのリクエストいですか?壁ドン。ベッドドンいいですか? (2014年8月16日 0時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずぽん♪ | 作成日時:2014年8月13日 18時