弟、迷子になる ページ22
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重「あ、あれ！あれちゃうん？」
『え、どれ！？』
ある日の休日、私はなぜか東京でしげと弟である
その理由は、約30分前に遡る
事件が起きたのは、朝に入ってた仕事を終えた後、しげと軽く食事をしていた時。
〜♪〜♪
『あ、ごめん。私やわ。』
スマホの着信音が鳴って、ディスプレイを確認すると、表示されていたのは末の弟の名前。
『樹からや。』
重「今、東京来てんの？」
『うん、確か昨日、物件探しに行くって張り切ってたけど…どうしたんやろ。』
何かあったんやろか。
結構ぼーっとしてるし、マイペースやし、ふわふわしてるから心配やな。
重「とりあえず、出てみれば？」
『うん』
ちょっと、不安になりながら、通話ボタンをタップする
『もしもし？』
「姉ちゃん？」
良かった。声は普通そう
『どしたん、樹。物件見てんとちゃうの？』
「それが…」
話を聞くと、物件は全部見終わって、お腹が空いたからレストラン探して東京をさまよっていたら、知らんところまで来てしまったということらしい。
『スマホで確認出来ひんの？』
「出来たけど、曲がり角多すぎてどこを曲がるのが正解やのか分からへん〜」
結構、やばい状況に置かれてるのに、喋り方に全く焦りを感じないのはなぜなんやろ。
『んー、なんか周りに目印みたいなんない？』
「スカイツリーが見える！！！！」
『いや、広範囲過ぎるわ。分からへんて。』
「んー、あ、なんか、今携帯で調べたら現在地浅草って書いてあった！」
『浅草？浅草のどこ？』
「んー、なんか四条烏丸みたいなとこ！」
『四条烏丸みたいなとこ！？』
待って、この子何言うてんの。
重「なんの話してるん。」
そりゃ、そうなるよな。
浅草の次に四条烏丸ってどういうことやねんって思うもん。
『どこらへんが四条烏丸？』
「構成？」
『いや、全然分からへん。』
「分からへんか〜」
いや、もう一回言うけど、なんでこんな焦りを感じひんのや。能天気すぎるやろ
『なんか、浅草で迷ってるらしい。』
重「マジか。」
『スマホで調べろって言うたら、調べたけど、どこをどう曲がればええのか分からんて。』
重「おぉ、マジか。」
『で、周り何が見える言うたら、スカイツリー見えるって。』
重「マジか！！笑笑」
『あと、なんか四条烏丸みたいって。』
重「爆笑」
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ゆずぽんず(プロフ) - 結愛さん» コメントありがとうございます！身長と誕生日同じなんですか！？すごい！！これからも頑張るのでよろしくおねがいします！ (2019年8月8日 20時) (
レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - コメント失礼します！最近この作品を見つけて、すぐにファンになっちゃいました！(*^^*)ドンピシャで誕生日、身長が実際の私と同じで最初はとてもびっくりしました…！！笑 これからも素敵なお話楽しみにしています！^^* (2019年8月8日 19時) (レス) id: 54b9345723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：__ゆずぽんず☆°＊.・°. | 作成日時：2019年7月10日 1時
