上京するときの話 ページ44
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『え、ここであってるん?』
東京に住んでる友達におススメの不動産屋さん聞いて、向かってみたんやけど、結構な穴場らしく看板ないし、暗いし、大丈夫なんやろか。
おそるおそる、ドアノブに手をかけて、顔を出す
『こんにちはー、あの物件探しに来たんですけど…』
びくびくしながら不動産屋さんに入ると、思ってたより柔らかそうな雰囲気の人が多くて一安心。
どうやら、危ない人らの事務所では無いらしい
「こちらへどうぞー」
中でも優しそうな男の人が、席へ案内してくれた
うちのお父さんと同じくらいの見た目やから、余計に安心。
「あの、失礼ですが、お客さんひょっとして…
ジャニーズWESTの…」
『え!ご存知ですか!?』
まじか!
「娘がファンでねぇ」
『ホンマですか!?うわ、嬉しー』
「こちらこそ、ジャニーズWESTさんに物件紹介したとなっちゃあ、娘にとって、うるさい親父から自慢のお父さんに格上げですよ!」
はっはっはっ!と笑う不動産屋さん。
ホンマにええ人オーラ滲み出てる。
濱ちゃんくらい、ええ人オーラすごい。
「一度、ライブに僕も一緒に行ったことがあって、その時に僕がお客さんのサインが書かれたボールをキャッチしてねぇ、娘が家宝だっつって!
でも、結構遠くの席だったから、まさか飛んでくるとは思わなかったなぁ」
『私のサインボール、意外と飛距離長いで有名なんですよ。笑』
思いのほか、不動産屋さんのおじさんと話が弾み、その勢いでめっちゃ相談して、めっちゃ内見行って、めっちゃ良いお家を見つけることができた。
いや、ホンマに出会いって大切やなぁってしみじみ。
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後日
『みんな!私、梓A、ついに!!
上京して一人暮らしを始めることになりました!!!』
淳「やっとか…」
望「逆に、まだ実家暮らしやったんや。」
流「おばさん無しで生活できるん?」
『なっ、失礼な!出来ますぅー』
照「Aんとこのオカン、料理上手いしなぁ…そこ、大丈夫なん?」
『大丈夫やって!!』
重「なんか、Aって、生活能力めっちゃ低そうやから、一人暮らしなんてしたら、一週間生きれるかどうか…」
『さすがに一週間はいけるし!』
濱「家事……とか………できる?」
『何の間やねん!できるから!』
神「A、女の子なんやし、戸締りとかはホンマに気ぃつけや?なんかあったら、絶対連絡するんやで?」
『神』
神だ。
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ゆずぽんず(プロフ) - 結愛さん» コメントありがとうございます!身長と誕生日同じなんですか!?すごい!!これからも頑張るのでよろしくおねがいします! (2019年8月8日 20時) (レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - コメント失礼します!最近この作品を見つけて、すぐにファンになっちゃいました!(*^^*)ドンピシャで誕生日、身長が実際の私と同じで最初はとてもびっくりしました…!!笑 これからも素敵なお話楽しみにしています!^^* (2019年8月8日 19時) (レス) id: 54b9345723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:__ゆずぽんず☆°*.・°. | 作成日時:2019年7月10日 1時