【歌い手】学校の先生と…？

40話 そらるside ページ43

あいつからの手紙を恐る恐る開いた


何が書いてあるのかすごく気になった





『そらる先生へ

ちゃんと話がしたいです
理由もわからなくて避けられてるのが
辛くて

放課後に…屋上に繋がる階段に来てください
待っています
Aより』









屋上に繋がる階段…





俺がお前らがキスしてた所を見て諦めようとした場所





思い出したくもない辛い場所





どうしようか…思い出すだけでも辛い





放課後まで時間あるし…




考えよ




歌｢何読んでるんですか？｣



そ｢わっ…びっくりした…なんだよ…授業は？｣


歌｢無いし暇だしで遊びにきました｣




こんなんが教師でいいのか…？



歌｢Aのこと見事に避けてますね｣



くっそ…わざとだなこいつ




そ｢うるさい。｣


歌｢俺と話すときも苦笑いしかしてくれなくなったし｣



そ｢俺のせいとでもいいたいのかよ｣



さぁ？って言ってたけどいかにもお前のせいだろって顔されてるし



腹立つ



歌｢そらるさんは彼女が嫌いなんですか？｣




嫌いなわけない




むしろ好きだから辛いから避けてる





そ｢ばか。好きに決まってるだろ？でも、辛いから話さないようにしてる｣




歌｢そらるさんは馬鹿ですか！？アホですか！？｣



そ｢は！？｣



歌詞太郎に
バカとか言われたら死ねるんだけど




歌｢俺だったら好きな女は泣かせたりしない｣




それから出て行っておれも授業で





歌詞太郎の言葉が残りながら放課後が来てしまって



女｢そらる先生ばいばぁーいっ！｣



そ｢ん。じゃあな｣



そろそろ行かなきゃないのに離してくれねぇ





女｢せーんせっ！ここがわからないなぁ♪｣


うざい


甘ったるい声も全部




女｢せんせぇー？｣


そ｢俺用事あるから明日でいい？｣



無難に断る



用事あるのは嘘じゃねーし




女｢えー…やぁだっ！いまがいいのっ！｣



腕に抱きついてくる




わざとらしく胸を当ててきてるのもうざい




誰もおまえのでドキドキしねーよ




って言いたい





そ｢ほんとごめん明日にして。｣




やばい…学校閉まるまであと少ししかない…



こんなに時間立ってたのか…



あいつ待ってるかな…




俺運動嫌いで





走らないけど




その時はクソ全力で走った

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