【歌い手】学校の先生と…？

36話 歌詞太郎side ページ39

…俺のものって…なに？？






その疑問が頭から離れない




…りぶくんの告白に…君は応じちゃったの…？


いいよってその口で言ったの…？







女｢せんせー？せーんせっ！なにボーッとしてるのー？｣



歌｢え？そんなことないよ！！｣



女｢そっかぁー！｣




しまった…授業中なの忘れてた…



でも集中できない




りぶくんの…あの言葉が引っかかるから




ちゃんとAの口から真実を知りたい




歌｢あっ！プリント持ってくるの忘れてた…！｣





こんなこと言って彼女と二人っきりになって真実を聞きたいってことばれてるのかな




別にいいけど…バレてたって



りぶくんが俺もって言っても…



職権乱用してやる。





歌｢A手伝ってくれないかなー？｣



貴｢え？…は、はい…｣



り｢待った、俺も…｣



やっぱり言うと思った



わかりやすいなぁ…ほんと



歌｢いや、Aだけでいいよ。りぶくんは座ってて？ね？いいね？｣



聞こえるように舌打ちするりぶくん。



仕方ないか…君だって彼女が好きだもんね




廊下で歩いてると




貴｢…なんで私なんですか｣

歌｢え？あぁ…んとさ、聞きたいことあるんだけどさ…｣



不思議そうに見つめてくる



でも君は前より俺に慣れてくれたの？




嫌なオーラ出さなくなったね




貴｢聞きたいこと…？｣



歌｢りぶくんと付き合ってるの？｣




でも君は…そらるさんが好きなんだと思ってた




負けるつもりがなかったけど心のどこかで




そらるさんを好きなんだって



思ってた




だって確かに君は…そらる先生に触れられるたびに嬉しそうに顔を赤らめるから





貴｢…はい｣



歌｢そっか…これだけ先生から教えてあげる｣




貴｢え？｣









歌｢自分が後悔しない道を選んだ方がいいよ。相手のためとか考えて…後悔しながら生きるなんてしちゃダメだ…！｣



貴｢っ！…りぶくん付き合ってるのが後悔なんですか…？私は…ちゃんと彼が…｣





反論するけど心になにか引っかかったように自分に言い聞かせるように





貴｢彼が…すきですよ！｣





と言った

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