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About that time he…at INTERPOL ページ47




その気配に、声がするより前にスマホに落としていた目線を上げる。


「_____グレースさん、今夜食事でもどう?」


ベルモットからの報告を待つ余り、迂闊にも人の気配に気付くのが遅くなった。


「ごめんなさい、今日は直美との約束があって…」

「あ、そっか…じゃあまた誘うね?」

「ええ、分かったわ」


"何が好きで男と2人で食事に行かなきゃならねーんだ"…その言葉は飲み込み、相手がこの場を去るまで作り笑いをし手を振る。


「グレース〜〜?今晩私と約束なんてあったかしら〜?」


後ろから近づいて来ているのは分かっていたが、今気づいた素ぶりをし振り向く。


「あら、直美…良いじゃない?
よく食事やショッピングに行くのは本当なんだから…」

「でも〜、今日は私が誘っても野暮用があるって断って来たじゃない〜!」


…相変わらずめんどくせぇ女だな。

いつものように腕を組んできたのを煩わしく思いながらも、適当に相槌を打ち歩き始めた。


「グレースってさ、モテるのに全然恋人とか作る気ないよね?
食事も私含めてじゃないと誘いに乗らないし…」

「ふふ、今はそういうのは良いのよ」

「え〜。…あ。もしかして、忘れられない人でもいるの?」

「……」


"ピンガ"


不意に、アイツの笑った顔が鮮明に蘇ってきた。


「あれ…もしかして図星だった…?」

「…さあ、どうかしらね?」

「えー!教えてよ〜!気になる…!」

「あら、ごめんなさい、友人から電話が…
また明日ね、直美」

「あ、待ってよグレース!_____」


手を振り鍵を開け自室に入る。


「___Hi,ちゃーんと潜入やってるかしら?」

「で、頼んでた件は?」


ベルモットはため息をつき、"相変わらずね"と笑った。

その一瞬の間でさえ、煩わしく感じる。


「___ごめんなさいね。約束していたけど…状況が変わったわ。
もう限界よ。……ジンが動くわ、彼女を組織に引き戻すつもりよ」

「……」


…案の定、先に障害になるのはラムではなくジンだったかと。


「___"バーボン"よ。組織の中でも随一の切れ者が、Aを連れ戻すために近々動く」


最小限の荷物だけ持ち、懐に拳銃を入れる。


「___どうする?Aの今の電話番号は調べがついているから、貴方が先にあの子に伝えて…」

「いや、必要ねぇ。

……直接行く」


"平和に暮らせたら、私たちはもう二度と会えないってこと…?"


…まさか、もう一度顔を見れることになるとはな…A。

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柚葉(プロフ) - ルビーさん» 私もそう言っていただけてすごく嬉しいです!! (11月27日 19時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます!嬉しすぎますっ (11月26日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - ルビーさん» ルビー様。こんばんは!ご返信が遅くなりすみません…!( ; ; )ひとまず友達のみ公開を外しましたので、見れる状態かと思います…!一旦はこの状態でいこうかと思います! (11月25日 22時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 何回もごめんなさい!続編の方ログイン限定と出て見れないので何とかしてくれたら幸いです。しつこくてすみません (11月23日 21時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます…!どうしても見たくて、、、笑 (11月23日 20時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚葉 | 作成日時:2023年9月17日 22時

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